参院選後初めての国会論戦で、石破首相が自らの進退を巡り、国民民主党の玉木代表とやり取りする一幕があった。
衆院予算委員会の集中審議で、国民民主党の玉木代表は「そもそも、総理、いつまで続投されるんですか。党内で様々な議論があることは、承知しておりますけれども、総理のご意志として続投されるのか、されるとして例えば秋の補正までとか」と石破首相の進退について端的に切り込んだ。
これに対して、石破首相は「日米合意というものは、私どもの政権においてずっとアメリカと交渉を続けてきたものだ。そして合意することも大変だったが、これからこれをどう実行にうつしていくか。不当な不利益を受けないかということまでは、きちんと見ていかねばならない」と述べて、関税を巡る日米交渉の行方に引き続き注力する姿勢を示した。
その上で、「国難という方、あえてするならば、その突破というものが一日も早かるべく、私どもとして努力をしていきたいが、いつなのかということは断定できない。それが早くできるようにするのは、当然のことだ」と述べ、当面の続投に意欲を示した。
一方、玉木代表は「(首相を)だいぶ長くされるという印象を受けた」と応じてみせた。