秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁さまは、9月6日、16歳の誕生日を迎えられました。
悠仁さまにとって節目となったこの一年。4月には筑波大学附属高校に入学されました。
記者:
悠仁さま、高校ご入学おめでとうございます。
悠仁さま:
ありがとうございます。
記者:
ご入学にあたり今のお気持ちを聞かせて下さい。
悠仁さま:
きょう入学式を迎えることができて、とてもうれしく思っています。
記者:
高校生活への抱負もお聞かせ下さい。
悠仁さま:
学業に励みながら、興味を持っていることや関心を持っていることをさらに深めていきたいと思います。また諸行事などの学校生活も楽しんでいきたいと思います。
バドミントン部に入部 登山、肝試しも
高校では友人たちと複数の部活動に体験入部し、バドミントン部を選ばれました。基礎体力作りやバドミントンの基本ステップなど、上級生やコーチに指導を受けながら積極的に活動されているということです。
また7月には、長野県立科町で行われた2泊3日の学校行事にご参加。山の中で地図とコンパスを頼りに目的地を目指したり、蓼科山の登山、さらには肝試しも楽しまれました。
悠仁さまは、東京で開催された「全国高等学校総合文化祭」の会場に、初めてご両親とともに足を運び、高校生によるパレードには手を振って応えられました。
また、書道やかるたなど各部門の会場を訪れて高校生たちの活動をご覧になったり、参加した高校生と懇談されたりするなど、同世代との交流を深められました。
赤坂御用地に生息するトンボの種類を調査
今年の誕生日に当たり公開された悠仁さまの映像。
赤坂御用地内の水田で、自ら植えた稲の生育状況を確認したり、周辺の生き物の観察をされています。
動物好きな父・秋篠宮さまの影響もあり、幼少の頃から自然に親しんでこられた悠仁さま。夏にはバッタやトンボをはじめ、様々な昆虫を捕まえることに夢中になるなど、生き物に強い関心を示されてきました。
9歳の悠仁さまについて、秋篠宮さまはこのように述べられていました。
〈秋篠宮さま 50歳誕生日会見〉
昆虫好きは相変わらず続いています。ただ少し昨年までと違うのかなと思うのは、虫そのものもそうなのですが、それが生息している環境に興味を持つようになってきています。
悠仁さまは小学生のときに、国立科学博物館が刊行した「赤坂御用地のトンボ類」という報告書を秋篠宮さまから渡されました。高校生となった今もこれを見ながら、御用地内で確認できるトンボと照らし合わせるなど、生息環境の調査を続けられているということです。
野菜づくりや稲作を続け 稲の交配実験も
また幼稚園の頃から、トマトやピーマンなどの野菜を、ご自分で栽培されている悠仁さま。
成長するにつれて、収穫だけでなく、土壌づくりから種まき、水やり、雑草取りにも取り組まれるようになったといいます。
母の紀子さまは、悠仁さまが8歳の時にこう述べられています。
〈紀子さま 平成26年(2014年)の会見〉
野菜を育てることから収穫することまで、その一連の過程に積極的に携わるようになってきました。
そして10歳のころ、赤坂御用地内にご自分で小さな田んぼを作り、稲作を始められた悠仁さま。これは様々な生き物が暮らせる環境を作りたいというお考えからでした。
〈紀子さま 平成28年(2016年)の会見〉
「田んぼに、ヤゴがいたよ。」とうれしそうに教えてくれたり、「もうじき稲の収穫時期だから、その時にまた手伝ってね。」と声をかけたりしてくれました。
中学校の3年間は「米」をテーマに自主研究を行い、今は作られていない古い餅米と新しい餅米を掛け合わせる交配実験などもされたということです。
今年も田んぼを整備する段階から、ご家族と一緒に稲作に取り組まれました。
高校生として学業や部活動に励みながら、充実した日々を過ごされている悠仁さまです。
(皇室ご一家」9月11日放送)