私がお伝えしたいのは「電話会談で『お祝い』と『お見舞い』」です。

中国の弾道ミサイル発射を受け、日米の防衛大臣がけさ電話会談。

先週就任した浜田新大臣にオースティン長官が「お祝い」を、コロナ療養中のオースティン長官に浜田大臣が「お見舞い」を述べた上で、中国の暴挙を強く非難し、いかなる事態にも対応できるよう連携することで一致しました。

ポイントはこちら。「中国暴挙に日米連携さらに加速」注目です。

【注目ポイント・記者解説】

中国の弾道ミサイル発射を受け日米の防衛大臣がけさ電話会談を行い、共同対処を確認しました。

中国の弾道ミサイル発射を強く非難し、いかなる事態にも対応できるよう緊密かつ隙のない連携を図ることで一致しました。

また弾道ミサイルに対応するため日本、アメリカ、韓国の3カ国の連携も加速しています。

防衛省は日米韓が太平洋上で今月8日から14日にかけ弾道ミサイル探知・追尾訓練「パシフィック・ドラゴン」を実施したと発表しました。この訓練には、海上自衛隊からは護衛艦「はぐろ」が参加。弾道ミサイルを模擬発射して、3カ国の艦艇が飛んでくるミサイルの情報をリアルタイムで共有するなど、弾道ミサイル迎撃までに至る実戦さながらの訓練となりました。

2016年6月に初めて行われた「パシフィック・ドラゴン」ですが、実施が公表されるのは今回で2回目。

北朝鮮に加え中国の弾道ミサイルにも対処していく上で、今後こうした訓練の実施頻度も高くなる可能性があります。

(フジテレビ政治部・上法玄)

上法玄
上法玄

フジテレビ解説委員。
ワシントン特派員、警視庁キャップを歴任。警視庁、警察庁など警察を通算14年担当。その他、宮内庁、厚生労働省、政治部デスク、防衛省を担当し、皇室、新型インフルエンザ感染拡大や医療問題、東日本大震災、安全保障問題を取材。 2011年から2015年までワシントン特派員。米大統領選、議会、国務省、国防総省を取材。

政治部
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日本の将来を占う政治の動向。内政問題、外交問題などを幅広く、かつ分かりやすく伝えることをモットーとしております。
総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。