台湾プロ野球(CPBL)は5月8日、台中市の台中洲際棒球場で楽天モンキーズ対中信兄弟、新北市の新荘棒球場で統一ライオンズ対富邦ガーディアンズの2試合で今季初めて観客を1000人以下に限定し試合を開催した。

CPBLは観戦時の3つのポイントとして(1)入場時の実名報告、(2)席間隔を空ける、(3)マスクをつけることを挙げており、観客はマスクを着用した上でチケットを提示し、サーモグラフィーによる検温、消毒を行った後、身分証による本人確認を経て入場した。観客席は全席指定で、1メートル以上の間隔が空けられた。スタンドでは、前後左右、一定の間隔が確保された指定席に着席し、プレーが始まると、ファンたちはこの日を待ちわびたように大きな声で選手を応援した。

 

台湾は世界最速となる4月12日の開幕から、新型コロナウイルスの感染防止対策として無観客で公式戦を続けてきたが、国内新規感染者が26日間連続で発生していないことなどから、世界に先駆けて観客を入れることを認めた。当面は上限1000人の入場制限を設けるが、状況を見て段階的に引き上げる方針だ。

一方、日本野球機構NPBとJリーグも合同で設置した新型コロナウイルス対策連絡会議で連携して開催計画の策定を早い段階から行ってきたが、緊急事態宣言が5月31日まで延長されたこともあり、再び開幕や再開の時期を模索している。

台湾出身で千葉ロッテマリーンズのチェン・グァンユウ投手(29)は8日、ZOZOマリンスタジアムで自主練習を行い、「2日に1回は台湾の実家とテレビ電話をつないでいますが、両親の話でも、感染拡大は落ち着いているようです。台湾の試合中継は毎日見ています。試合ができるのは幸せだなぁと思って見てます」とチームを通じてコメント。日本でも開幕できる日が来ることを待ち望んだ。

外出自粛要請が続く中、大型イベントの開催には批判もあるが、国民に人気のあるプロ野球とJリーグの開催で社会に漂う停滞ムードを打破し、一日も早く日常生活を取り戻したい。

(フジテレビ・加藤忍)