そして、パナソニックは「エアコンの冷房効率を上げる方法」も、いくつか紹介している。 

エアコンの冷房効率を上げる方法

まずは、「エアコンのフィルター掃除で年間約1万円以上の節約になる」

エアコンの汚れは、能力の低下、消費電力の増加、本体の寿命を縮めることにつながる。
実際にエアコンフィルターを1年間掃除しないとフィルターの目詰まりで、年間で約25%も電気料金が無駄になってしまうという実験結果もある。

パナソニックの実験結果では、フィルター掃除をすることで年間約1万円以上電気代を節約できることが分かった。
(※パナソニック製品「F401D2」を使用。電気代27円/kWhでの実験)

そして、「冷房運転時に最適な風向きと風量を知れば、年間約1200円以上も節約になる」

エアコンの風も上手に利用し、冷房効率を上げて節電に繋げる。
まずは風向き。冷たい空気は低い場所にたまるため、一般的に冷房時は上向きで風を送ると広範囲を冷やせると言われている。扇風機やサーキュレーターを併用し、冷気のムラをなくすのもオススメ。

次に風量。
冷房の温度を1度上げるだけで、約10%の節電になるともいわれるが、冷やすために使う電力よりも風量を上げる方が使用量は少なくて済むので、設定温度を下げるよりも風量を上げた方が節電になる。

冷房を1度上げ、風量を上げることで、年間約1200円以上、節約することができる。
(※パナソニック製品「F401D2」を使用。電気代27円/kWhでの実験)

最適な風向きと風量(提供:パナソニック)
最適な風向きと風量(提供:パナソニック)

その他には「部屋の中に直射日光が入らないようにすること」「エアコンの室外機の周りに物を置いたり、囲ったりしない」「古いエアコンなら買い替えたほうが安くつくこともある」も紹介している。

室外機の周りに物を置いたり、囲ったりしない(提供:パナソニック)
室外機の周りに物を置いたり、囲ったりしない(提供:パナソニック)

エアコンの「つけっぱなし」と「こまめに消す」。パナソニックのシミュレーションによると、得になるかどうかの境目は「外気温35度」だという。

実際の電気代は、住宅の断熱性能やエアコンの設置環境などによって異なるということだが、迷ったら活用してみてもいいかもしれない。

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。