沖縄県久米島町にある国指定天然記念物・五枝の松について、国の文化審議会は19日、天然記念物の登録を解除するよう答申しました。
天然記念物の指定が解除されれば県内で初めてとなります。
喜舎場愛夏 記者:
去年枯れてしまった久米の五枝の松は、葉がほとんど落ちていて枝が折れている部分もあります
久米の五枝の松は、地を這うような枝がのびる荘厳な姿が特徴のリュウキュウマツで、1997年に国指定の天然記念物に指定されました。
久米島町では2021年の夏ごろから松くい虫の被害が確認されていて、五枝の松は薬剤の注入や散布などの対策が講じられてきましたが、2025年8月に枯死と判断され、久米島町は天然記念物の指定解除に向けた手続きを進めていました。
地域住民:
悲しさ虚しさみたいなところはあって、今までこの何もない集落に観光の人たちが来てくれたのにそれもなくなっていって
久間地区長 仲地雄二さん:
とにかく癒し、ひと休みする場所として活用していました。ショックであまり(見に)行かないです。自分の身内のような感じがしますからね
国の文化審議会は19日、五枝の松の指定解除を答申しました。
県教育委員会の半嶺満教育長は「この教訓を重く受け止め文化財の適切な保存と継承、活用に努めてまいります」とコメントしています。
審議会はこのほか、歴史的・学術的な価値が高い国の「史跡名勝天然記念物」に、北谷城跡と中城ハンタ道を指定すると答申しました。
北谷城跡は13世紀後半から16世紀前半のグスク跡で、琉球国の成立過程の一端を解明する上で貴重な史跡です。
また中城ハンタ道は、1853年に琉球を訪れたペリー提督らが旗を立てたとされる「ペリーの旗立岩」が含まれています。
