6年ぶりに開催されている大型観光キャンペーン「岡山デスティネーションキャンペーン」に合わせて、岡山・倉敷市の寺の境内がマスキングテープで装飾された様子を取材した。
1kmのマスキングテープでお寺をデコレーション
マスキングテープの装飾は、岡山・倉敷市の円通寺の如意輪堂や休憩所など、境内のあちこちに施されている。
森夏美アナウンサー:
マスキングテープで細部までデコレーションされています。寺の厳かな空間と見事に調和しています


使われたマスキングテープは、円通寺をイメージして特別に作られたデザインで、落ち着いたゴールドとブロンズのドット柄2種類。
テープの幅は10cmから最大46cmで、使ったテープの長さの合計は約1km分にもなる。
カモ井加工紙コンシューマー部・山崎要助課長代理:
長年築いてきた年輪を傷めないよう、工夫をすることを第一に、寺での装飾は過去に例がない初めてのことなので、マスキングテープの良さを感じてもらえるのでは

若者も気軽に…カフェやワークショップも展開
この装飾は、岡山県などが6年ぶりに開催している大型観光キャンペーン「岡山デスティネーションキャンペーン」の一環で行われたもの。

伝統ある寺の外壁を傷つけないよう、薄いパネルを設置し、その上からテープを張るなどして4日間かけて作業が行われ、7月21日、お披露目された。
また、期間中はカフェやワークショップも開かれていて、初日は早速 県の内外から多くの人が訪れ、普段とは違った景観を楽しんでいた。

訪れた人は…。
女性:
とても素晴らしく仕上がっている
女性:
親しみやすさが出るので、なかなか来る機会のない人にいいのでは

円通寺・仁保哲明住職:
落ち着いた雰囲気のところだが、少しアクセントになっている。夏休みで、ちょうど若い人もたくさん来られるので、いいと思う

わびさびに新たな風を。円通寺の装飾は、8月12日まで楽しむことができる。
(岡山放送)