新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛「ステイホーム」が続く中、プロ野球各球団はゴールデンウィークを家で過ごす子供たち向けの企画を公式サイトなどで配信している。開幕が見通せない状況でも「おうち時間」を楽しんでもらおうという狙いだ。

そんな中、「子供たちには、時間を有効に活用して今できることを見つけ、自分のために時間を使ってほしい」ルーキーのそんな思いから千葉ロッテマリーンズは4日、ドラフト1位・佐々木朗希投手(18)を起用した「佐々木朗希も実践している家でもできる簡単トレーニング」の新作を、球団公式YouTubeチャンネルで公開した。
前回の「開脚」編に続いて第2回となる今回は、菊地大祐トレーナー監修のもと、「ディープランジオープナー」という胸回り・腰回りのねじりのストレッチ動画を公開した。

前回の開脚では驚きべき「180度開脚の柔軟性」を披露した佐々木。今回の動画では「しなやかな両腕の長さ」も見せてくれた。両腕を広げた状態で197センチもあるという。体の柔軟性に加え、長い腕の遠心力が最速163キロのスピードを生んでいる。

球団提供

新型コロナウイルスの影響で自主練習は4月15日から自粛となり、自主練習が再開されるまでは、さいたま市の寮で筋力トレーニングなどに励む日々を送った。
寮では1日2時間ほど、体幹や筋力トレーニングを行っており、体重は昨年の夏より約7キロ、キャンプインした2月上旬からも2キロ増えて92キロになったという。シーズン開幕が延期され、本来なら体をつくる時期ではない中で体をつくることができているという。

さらに、練習以外の時間はトレーニング理論についての本を読むなどして過ごしているという。入寮の際に持参した筋肉の動きを解説した本を読み、「今まで知らなかった筋肉のことを知って、さらに興味が湧いてきた」と知識の吸収にも貪欲な姿勢を見せる。「自分でもウエートや体幹をしている時にどこの筋肉を動かしていて、その筋肉が体のどのような役割を担っているかなどを知りながら行うのと、知らないで漠然と行うのでは全然違う」と体力向上への高い意欲をのぞかせている。

球団提供

4月28日に自主練習を再開した佐々木はストレッチ動画の最後のインタビューで「寮の部屋で体幹トレーニングとストレッチをしています。寮にウエイトルームがあるので、ウエイトトレーニングとかもしています。体がなまっていたんですけど、先日久しぶりにキャッチボールをして野球は楽しいなと思いました。感覚的なものは悪くなかったですし、これからどんどん状態は上がっていくと思うので、練習で数をこなしていきたいと思います。遠投で80メートルは投げています」と近況を報告した。

将来性豊かな18歳は、これまで順調な日々を送ってきたが、予期せぬ新型コロナウイルスに見舞われ、ファンも待ち望む実戦での登板はまだ先になる。日常が戻った時、マウンドで輝きを見せられるか。令和の怪物の挑戦は始まったばかりだ。

(フジテレビ・加藤忍)