「尊敬に値するほど、国民を大切に思っていた」献花台には多くの人が
ロシアの日本大使館に設置された献花台にも安倍元首相を悼み、多くの人が訪れている。

日ロ関係者によると、献花台はロシア市民から「誠意を届けたい」との問い合わせがあったことから、大使館前に設置したという。

献花に訪れた人たちは、「彼は母国を大切に思っていた」「尊敬に値するほど、彼は国民を大切に思っていた。今日という日は、私たちのためでもある。喪に服したい」「こんなことになるなんて想像できなかった」「なぜ、こんなことになってしまったのか。こんなことができる人は誰もいないはずだ」などと、時に涙を浮かべながら話した。
大使館によると、献花台は7月12日まで設置される予定。
日本食レストラン「ロシアで働く日本人に大きな力」

一方、2013年に日本食材イベントで安倍氏と会ったモスクワ市内にある老舗日本食レストランの店長は、「ロシアで働く日本人にとって安倍氏の力は大きかった」と突然の死を悼みました。

モスクワ市内の日本食レストラン「いちばんぼし」の岸本秀樹店長は「衝撃的でした。まさか日本でこういうことが起こるなんて考えもしなかった。この10年ぐらいロシアに対して日本の食材や経済など日本の企業が出店するのにすごく貢献されていた。ロシアで働いている日本人としては、惜しい人を亡くしたなというのが本心だ」と悲しんだ。

岸本さんは安倍氏の人柄にについて「すごくにこやかで、気さくな人だった」と話した。