コロナ禍でブームとなっている「釣り」について。大分県内の最新事情と共に、最近登場したというユニークなアイテムを紹介する。
制限されたコロナ禍…屋外で楽しめる釣りがブーム

大分県内の釣り場の中でも、人気の高い大分市佐賀関。取材に訪れた日は週末の土曜日ということもあり、多くの釣り客で賑わっていた。
釣り人からは、「コロナ前に比べると格段に(人が)多くなった気がする」「(コロナ禍で)家の中で籠もりがちになっていたので、親子で一緒に楽しめるレジャーというのが一番いいところ」という声が聞かれた。屋外で密を避けながら楽しめる、釣りの人気が高まっているのだ。
「釣りブーム」で釣具屋も大盛況

大分市内にある釣具店。本社は広島で、全国に43店舗を展開しているが、コロナ禍以降は来店者数が3割ほど増えたという。
かめや釣具大分萩原店・十鳥恭平 店長:
特に30代から40代のファミリーのお客様や、これからルアー釣りをしてみたいという学生が増えた
こうしたブームを受け、店では竿や仕掛けなどがセットになった初心者向けの商品を3割ほど増やし、100種類以上の品揃えに。さらに人気の釣りスポットや、釣った後の調理方法などを書いたチラシを手作りし、釣りの魅力をPRしている。
こうした中、釣りの愛好家の中でにわかに注目を浴びているものがある。
釣り愛好家の中で人気上昇中…その商品とは!?
大分市内の印刷会社を訪れると…新鮮な魚がズラリと並んでいる。冷蔵庫に入れなくても大丈夫なのだろうか?

焦った取材班が近寄ると…なんと、本物の魚に見えたものはクッション。
この商品、その名も「ぎょたクッション」は、釣った魚に墨を塗って形どる「魚拓」にかけて名付けられた。
JDサイン・但馬奈美 副社長:
釣り好きのスタッフの一言で、魚拓風のクッションを作ったらどうかという一言でこのようなぎょたクッションを作るようになった。(お客さんは)かなり驚いて本物のようだという声をいただいた
リアルを追求した「ぎょたクッション」
今にも動き出しそうな魚の質感を出すため、試行錯誤を重ねた結果、商品化まで2年ほどかかったという。

ということで、釣りが趣味の田辺キャスターもぎょたクッションを作ってもらうことにした。作ってもらうのは、大物を釣り上げた思い出がある、ハマチだ。
まずは、より本物らしくなるよう色を調整。鱗の質感を再現するため、生地は厚手のざらざらとしたものを使う。

印刷した後は布を魚の形に“捌き”、それを縫製して中に綿を詰めれば…完成だ!


JDサイン 但馬奈美副社長:
釣り好きの方の思い出の1つとして、ぜひこのリアルなクッションを使っていただきたい
コロナ禍で高まっている釣り人気。ブームは今後も続きそうだ。
(テレビ大分)