止まらない値上げ。街の人に話を聞くと、30代女性は「子どもも買い物に行くたびに、お母さん何円値上がりした?って言うんですよね」と話す。また、40代女性は「(値上げで困るのは)日用品ですよね。普段使うやつ。ぜいたく品ではなくて普段使うやつ」と、値上げを嘆く声が…。

しかしこれに、拍車をかけそうな状況が起きている。

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6月13日、東京外国為替市場の円相場が、一時1ドル=135円台前半まで下落。約24年ぶりの円安ドル高水準となったのだ。

13日午後、約24年ぶりの円安水準。値上げに拍車が懸念される

約24年ぶりの円安水準…止まらない値上げに拍車?影響は

アパレル大手の「ユニクロ」のトップ・柳井会長兼社長も、円安について「メリットはない」と強い懸念を示していたが、6月に入り、28年間値上げしてこなかったフリースの一部商品を1000円値上げすると発表した。

6月、ユニクロは28年値上げしなかったフリースをついに…

さらなる円安が進んでいる状況について、経済の専門家は…

第一生命経済研究所 首席エコノミスト・永濱利廣 氏:
円安ということは、その分輸入品の値段が上がる。エネルギー、ガソリンとか電気料金とかですね。こういったところを中心に値上げ圧力が上がってくる。

円安は、日本での生活に大きく影響する。発電や燃料、プラスチック製品などの原料となる原油や、天然ガスのほか、家電や車などの生産に不可欠な半導体などの電子部品も、主には輸入品だからだ。

こうした輸入品は円安が進むほど価格が上がる可能性があるほか、輸入の際の物流費や工場などでの生産時のコストにも反映される恐れがあるという。

円安が進むと、輸入品にも影響が…

“1人1週間に11杯以上”…輸入でまかなうコーヒーに大打撃

さらに永濱氏は「食料についても国内の自給率は4割を切っている。値上がりの可能性がある」と指摘する。その1つが、国内消費量のほぼすべてを輸入で賄っているコーヒーだ。

国内消費量のほぼ全てが輸入で賄われている

日本では、ひとり1週間あたり約11.5杯のコーヒーを飲んでいるというデータもある。そんな中、早速取材班は13日、東京・神保町にある喫茶店を訪れた。

値上げを知らせる貼り紙が…

するとそこには、「価格改定のお知らせ」と書かれた貼り紙が…。こちらの喫茶店「石釜bake bread茶房TAM TAM」では5月中旬、インドネシア産のコーヒーを550円から583円に値上げしたばかりだという。

「石釜bake bread茶房TAM TAM」田村信之さん:
どのくらい世の中が(円安に)動いていくかによって、値上げをするという形にどうしてもならざるを得ないのが現状です

駄菓子店からも心配の声「子どもたちが払うのはかわいそう」

影響を心配する声は、子どもたちが集う、東京・中野区の駄菓子店「ぎふ屋」からも上がった。

「ぎふ屋」土屋芳昭さん:
(仕入れた)商品の単価が知らぬ間に1円、2円上がっているというのはある

今回の円安以前から仕入れ原価が上昇しているというスナック菓子。そこにはこんな貼り紙がはられている。

小学生 1本 10円(税込み)
大人  1本 12円+税

さらに円安が進むことで、今後の仕入れ値に影響が出ないか、心配だと話す。

「ぎふ屋」土屋芳昭さん:
子どもたちなんかが払うのはかわいそうなんで、こちらが何とか負担してあげようっていう感じでやっていますけど。どこかで線を引かなきゃいけないんだろうけど

この円安傾向はいつまで続くのか?第一生命経済研究所・首席エコノミストの永濱利廣氏は、「個人的には円安はもうピークに近いところまで来ているんじゃないかなと思う。市場関係者の見通しだと、早ければ来年ぐらいに落ち着いてくる」と話している。

(「めざましテレビ」6月14日放送分より)

記事 2205 めざましテレビ

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