私がお伝えしたいのは、「エリザベスライン」がついに開業です!

鉄道でロンドン郊外と中心部を結ぶ、全長100キロ以上の新路線運行が5月24日に一部区間で始まります。
名前は「エリザベスライン」で、駅や列車に使われるイメージカラーはイギリス王室でよく使われる紫色なんです。
2018年末に開業予定でしたが、延期を繰り返し3年以上も遅れました。

ポイントはこちら「女王の在位70年の年に間に合った!?」…注目です。

ロンドンの西側に位置するレディング、ヒースローから、中心部の地下トンネルを通り、東側のシェンフィールド、アビーウッドまでを結ぶエリザベスライン。

大幅な工期の遅れや、建設費の増大などいろいろな問題がありましたが、エリザベス女王の在位70年を祝う「プラチナジュビリー」という記念すべき年に間に合いました。
5月24日の運行開始を前に、海外メディアに向けて公開されました。
ロンドン中心部に位置するパディントン駅では真新しい駅構内、車体、車内の座席など様々なところに、ロイヤルカラーの一つである紫色が使われていて、女王の名前を冠した新路線・エリザベスラインを体感することができます。

エリザベスラインは当面、システムのメンテナンスのため日曜日は運休するほか、工事が完了していない駅は通過します。
現在、ヒースロー空港からロンドン中心部までは地下鉄を使うと50分以上かかりますが、2023年5月に予定されている全線開通後は約30分に短縮されます。
ロンドン郊外と中心部が直接つながるだけでなく、ヒースロー空港へのアクセスも格段に向上することになります。

(フジテレビ・ロンドン支局 一文字哲也カメラマン)