“脱マスク”議論 小池知事「政府は指針を」

コロナ禍で迎える“3度目の夏”を前に、高まる“脱マスク”議論。東京都の小池知事は、13日午後の会見で“国が指針を示すべきだ”との考えを示した。

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東京都 小池知事:
あんまりいろんな意見が政府内から出てくるとですね。余計皆さんどうしたらいいのかと思われるのではないかと思いますので、統一的な形での情報発信をお願いをしたいと思います

首相は慎重姿勢もノーマスク会談

その岸田首相は、13日の国会で“脱マスク”の動きについてこう述べた。

岸田首相:
この時点においてマスクの着用を緩和するということ、これは考えていないというのはまず基本であります

現時点で“マスク着用の見直しは考えていない”とした岸田首相。12日も「マスク着用の緩和は、現実的でない」との考えを示した岸田首相でしたが、その後、次のようにも発言した。

岸田首相:
人との距離が十分取れれば、屋外でマスクの着用は必ずしも必要ではなく…

海外“脱マスク”が進む中SNSで波紋

「マスク着用の緩和は現実的でない」とする一方で、「屋外では必ずしも必要ではない」と説明した。

海外で“脱マスク”が進む中での首相の発言は、SNSで波紋を呼んでいた。

ツイッターより:
海外でできていることが日本では現実的ではないの?

ツイッターより:
岸田総理 マリン首相と握手を交わしてノーマスクだったよ

11日、フィンランドのマリン首相との首脳会談に挑んだ岸田首相。出迎えの際にマスクを外し二人並んで官邸内へ。

その後行われた会談では、向かい合って座る両首脳ともにマスクを外したままだった。

ツイッターより:
総理はマスク外しているのに国民にはマスク着用が望ましいとか説得力に欠ける気がする

首相、海外歴訪中もノーマスク

さらに、岸田首相はゴールデンウイーク中の海外歴訪で、ローマ教皇フランシスコと会談後に握手の後、マスクを着けずに至近距離で言葉を交わしていた。

岸田首相:
海外出張先・相手国のルールに沿って対応する

夏に向け高まる“脱マスク議論”。政府はどのような指針を示すのか。

(「イット!」5月13日放送より)