立憲民主党岐阜県連の山下八洲夫元参院議員(79)が、現職の国会議員になりすまし、新幹線のグリーン券をだまし取るなどしたとして逮捕された。

もともと顔写真なし…国会議員全員に与えられる「鉄道乗車証」

逮捕されたのは、立憲民主党岐阜県連の常任顧問で元参議院議員の山下八洲夫容疑者(79)。

山下容疑者は2010年の参院選で落選しているが、4月27日、東京駅で現職の国会議員になりすまし、申込書を提出するなどして、東京・名古屋間の新幹線のグリーン席チケット2枚をだまし取るなどした疑いが持たれている。

国会議員は申込書とあわせて「鉄道乗車証」を提示するとJRを無料で利用できるが、山下容疑者は自身が議員時代に受け取った期限切れのものを提示していたとみられている。

調べに対し、山下容疑者は容疑を認めていて、「議員時代のことが忘れられない」という趣旨の供述をしている。

今回悪用されたのが、国会議員全員に与えられる「鉄道乗車証」。パスは名刺サイズで、書かれているのは自分の名前と期限。顔写真などはない。ただし、本来このパスは年度ごとに更新され、返却する必要がある。

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パスをJRの窓口で見せると申込書がもらえ、利用する鉄道情報のほか、名前の記入のみで利用できる。山下容疑者はここに現職の国会議員の名前を記入していた。

東京駅で別の議員になりすました山下容疑者は、JR無料パスを見せて「東京・名古屋往復のグリーン券をください」と駅員に伝え、受け取った。ところが、この2枚はいずれも東京から名古屋行きだった。

往復切符を渡したと思っていたJR東海の職員が、公務に影響が出てはいけないと思い、名前を使われた現職の国会議員に連絡したことで事件が発覚した。

警察は、以前から犯行を繰り返していたとみて余罪を調べている。

(東海テレビ)