林外相は29日、中央アジアのカザフスタンとウズベキスタンを相次いで訪問し、両国の外相らと会談した。林外相は、両国との間で「法の支配に基づいた自由で開かれた国際秩序を構築するパートナーとしての協力を確認した」と述べた。
両国は旧ソビエト連邦の構成国で、地理的には、ロシア・中国の間に位置している。今回の訪問は、日本と両国との外交樹立30周年にもあわせたもの。


林外相は、カザフスタンではトレウベルディ副首相兼外相、ウズベキスタンではウムルザーコフ副首相兼投資・対外貿易相らと会談。ロシアによるウクライナ侵攻について「国際社会が足並みを揃えて対処していく必要がある」などと伝えた。
その後、オンラインでの取材に応じた林外相は、「戦略的パートナーである両国との関係強化をする上で、今回の訪問は時機を得た有意義なもの」と強調した。
さらに、「日本と両国が、法の支配に基づいた自由で開かれた国際秩序を構築するパートナーとして。協力していくことを確認することが出来た」と成果を述べた。
林外相は、5月1日にモンゴルで外相会談などを行い、2日に帰国する。