5月10日、取材班が向かったのは「ビッグカメラ池袋店」にある除湿機のコーナー。購入を検討している人に話を聞くと…
除湿器の購入を検討する男性:
部屋干しですね。これから梅雨時に入ってくると、乾きが鈍くなってくるので
部屋干しを余儀なくされる、雨の日。
「梅雨のはしり」でぐずついた天気増える傾向…やっておきたい湿気対策
この先は「梅雨のはしり」でぐずついた天気となって、すっきり晴れる日が少ない傾向になるという。
日本気象協会・望月圭子 気象予報士:
関東では、5月9日から始まる週の後半は、梅雨のはしりのような天気。東京ではその先2週間は曇りや雨の日が多く、すっきり晴れる日は少なくなりそうです
そこで、梅雨入り前にやっておきたいのが、家の「湿気対策」だ。
部屋の湿気対策は…対角線に風下全開で窓を開ける 結露には中性洗剤も
まずは、部屋からみてみよう。
消費生活アドバイザー・和田由貴氏:
晴れている日にきちんと換気をしてあげたほうがいい。空気が流れるので湿気がこもりにくくなる
専門家によると、対角線上の窓を風上側は狭く、風下側は全開にすると効率的な換気が可能になるという。窓が1カ所しかない場合は換気扇を併用するといい。
また、窓などの結露も、10倍程度に薄めた台所用中性洗剤を窓に吹きかけて拭き取れば、結露しにくくなるという。
クローゼットは…30分扇風機で送風&“8割収納”
続いてはクローゼット。
消費生活アドバイザー・和田由貴氏:
クローゼットは窓がついていないですからどうしても湿気がこもりやすい
クローゼットの換気は晴れた日に行い、扇風機などで約30分間、中に風を送り続けることがポイントだ。また、手が入るくらいの隙間をあける「8割収納」を心掛けるのも湿気対策になるという。
靴箱は…水拭き厳禁 から拭き&アルコール消毒で清潔に
そして「靴箱」については…
消費生活アドバイザー・和田由貴氏:
天気のいい日に2~3時間(扉などを)開けておくといい
梅雨前には一度掃除しておきたいものの、「水拭き」は厳禁だ。
から拭きして、アルコールを吹きかけて仕上げると清潔に保てるという。
「すのこ」&「粉タイプの洗濯用洗剤」も有効
さらに、グッズの活用もおすすめだ。
「すのこ」を衣装ケースや靴の下に敷くと、風通しがよくなり、湿気がこもりにくくなる。
中には、土台の桟の本数を減らして、さらに風通しをよくしたすのこも登場している。
ほかにも「除湿剤」として利用できるのが、なんと「粉タイプの洗濯用洗剤」。
洗剤の粉には湿気を吸う効果があり、固まってしまっても成分は変わらないので、砕いて洗濯に使えるという。
(「めざましテレビ」5月11日放送より)