安倍元首相は21日から始まった春の例大祭にあわせて、東京・九段北にある靖国神社を参拝した。
安倍元首相は参拝後、記者団に対し「祖国を思い、家族の行く末を案じながら、国を守るために散じられた英霊に対して尊崇の念を表するために参拝した。ウクライナでは祖国を守るために多くの人達が命を懸けて戦っている。そういう勇気ある尊い犠牲の上に国が守られている。そのことも念頭に置きながら静かに参拝した」と語った。
これに先立ち、自民党の高市政調会長も参拝し、「今年はウクライナ情勢を見るにつけ、日本の国民と領土と主権を守るために、苛烈な状況下で殉じられた英霊を思い、悼み、感謝の誠を捧げた」と述べた。
また岸田首相は、真榊を「内閣総理大臣・岸田文雄」の名前で奉納した。例大祭期間中の参拝は見送る見通し。