自民党の安倍元首相は14日、自身の率いる派閥の会合で防衛予算について、GDP比の2%を目標として、引き上げるべきだとの認識を示した。

安倍氏は、NATOの防衛費がGDP比2%で合意したことを引き合いに出して、日本の防衛費について現在の1%程度から2%を目標として引き上げるべきだとの考えを示した。

安倍氏は具体的に
(1)継戦能力維持のための弾丸などの確保の費用
(2)戦闘機や艦船の維持、修理の費用
(3)老朽化する自衛隊舎の立て直しの費用
(4)サイバー宇宙電磁波などへの投資研究の費用などをあげた。

さらに安倍氏は「軍事力を増強する中国、北朝鮮、ロシアに囲まれており、日本を取り巻く安全保障環境は厳しい」とした上で、「防衛予算は消耗品と言われているが、間違えている。防衛予算は次の世代に、国や祖国を残していく予算だ」と強調した。

政治部
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