滋賀県のある宿泊施設が掲げた“宿泊拒否”。その後波紋を広げ、謝罪する事態にまで発展した。
滋賀県の旅館が“ロシアとその同盟国のベラルーシ人の宿泊を拒否”

宿泊施設のHPに掲載された謝罪文:
ロシアやベラルーシの振る舞いに対して強い憤りを覚えます。ただ、ロシアやベラルーシの皆さんに罪はなく、宿泊拒否宣言がそれを糾弾するためには間違った手法と言うことは否定できません
ホームページに謝罪文を掲載したのは、滋賀県にある宿泊施設。県によると、この施設はロシアによるウクライナ侵攻が始まった直後の2月26日付で、ロシアの侵略に抗議するメッセージをホームページに掲載しました。
しかしそこに、「ロシアとその同盟国のベラルーシ人の宿泊を拒否する」という一文もあったことから騒動になったといいます。

滋賀県・三日月大造知事:
様々な感情をそれぞれお持ちになる方はあるのでしょうが、今後もそういったことが起こらないと限らないので注視したい
県は、正当な理由がなく宿泊を拒否することは旅館業法に抵触する恐れがあるとして、11日、施設に対して文書を削除するよう行政指導を行いました。
これに対し施設はすぐに文書を削除し、謝罪文を掲載。
「抗議の意味だった」ロシア人らに対し「悪意はない」

宿泊施設のHPに掲載された謝罪文:
ご迷惑をおかけした皆様に深くお詫び申し上げます。
企業としての認識不足を痛感しております。
当初は思いの強さゆえに何かできることを、と取った行動でしたが、他にとれる対応があったのではないかと今は思いを巡らしております
めざまし8は改めて、この宿泊施設の担当者に話を聞きました。
宿泊施設の担当者:
ロシアやベラルーシの方たちに悪意はありません。ただプーチン大統領をやめさせるためには、ロシアの人たちに行動してもらうしかないと考え、抗議の意味を込めて掲載しました
今後は、改めてできることを探っていきたい、と話していました。
(めざまし8「#NewsTag」4月13日放送)