上皇ご夫妻はさきほど、引越しのため、およそ2年間を過ごした東京・港区の仙洞仮御所を後にされました。

午前10時半ごろ、上皇ご夫妻はおととし春からおよそ2年間滞在した港区・高輪の仙洞仮御所を後にされました。コロナ禍で外出を控える中、地域の人たちとのつながりを大切にされてきたご夫妻。見送りの中には、近隣の保育園の園児たちの姿もありました。

上皇ご夫妻を乗せた車と見送る子どもたち
上皇ご夫妻を乗せた車と見送る子どもたち
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いったん車を止め 子どもたちに手を振る上皇ご夫妻
いったん車を止め 子どもたちに手を振る上皇ご夫妻

側近によりますと、御所の庭のどんぐりをきっかけに、園児たちが作ったどんぐりの作品やカードが届くなど、あたたかい交流が続いていたということです。

コロナ禍により、ご家族と会うことも控える日々が続いていましたが、去年12月には、二十歳を迎えた天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが、先週土曜日の4月9日には、筑波大学附属高校に入学した秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁さまがそれぞれご夫妻のもとを訪ね、節目の挨拶をされました。

新年の挨拶のため、上皇ご夫妻のもとを訪問される天皇ご一家(1月1日)
新年の挨拶のため、上皇ご夫妻のもとを訪問される天皇ご一家(1月1日)
仙洞仮御所に車で入られる和服姿の悠仁さま(1月1日)
仙洞仮御所に車で入られる和服姿の悠仁さま(1月1日)

去年10月には、結婚を翌日に控え、お別れの挨拶に訪れた小室眞子さんを美智子さまが黙って抱きしめられ、今年の元日には、秋篠宮ご夫妻の次女・佳子さまから新年の挨拶を受けるなど、4人のお孫さんそれぞれと仙洞仮御所で思い出深い時間を過ごされました。

2年間の仮住まいを終えられたご夫妻。引っ越しの荷物が搬送される間、神奈川県の葉山御用邸に滞在し、26日から赤坂御用地に住まれます。

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社会部
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今、起きている事件、事故から社会問題まで、幅広い分野に渡って、正確かつ分かりやすく、時に深く掘り下げ、読者に伝えることをモットーとしております。
事件、事故、裁判から、医療、年金、運輸・交通・国土、教育、科学、宇宙、災害・防災など、幅広い分野をフォロー。天皇陛下など皇室の動向、都政から首都圏自治体の行政も担当。社会問題、調査報道については、分野の垣根を越えて取材に取り組んでいます。