4月11日、全国で最も気温が高い31.0度となった岩手・宮古市。釜石市でも30.3度となるなど、東北の太平洋側を中心に、2022年全国初となる真夏日に。また東北で、これまでで最も早い真夏日となった。
この記事の画像(14枚)一方、東京都心でも、夏日一歩手前の24.7度と、5月下旬並みの陽気になった。
室内でも“日焼け”に注意!?
こうした中、皮膚科の専門医が注意を呼びかけるのが…
ココメディカルクリニック 泉さくら院長:
季節外れの暑さで、紫外線による「うっかり日焼け」に注意が必要です。
4月の東京の紫外線はすでに、最も強くなる7月の7割程度もある。
泉院長によると、例年に比べて2022年は早くから暑くなったため、紫外線へのケアが不十分なまま薄着になりがちで、「うっかり日焼け」になりやすいという。
では、今とるべき、お肌の対策とは?
ココメディカルクリニック 泉さくら院長:
室内にいるときでも日焼け止めを塗る。しっかり皮膚の保湿をする。4月でも油断せずにという感じです。
一方、こんな症状を訴える人も。「紫外線アレルギー」と診断されたという女性は…
紫外線アレルギーを持つ女性:
暖かくなるのが早いので、その分赤みは結構早いうちから出ている。日傘を持たなかったのがすごく失敗したなと思いました。
これまでで、最もひどい症状が出た際は、皮膚が火傷をしたようにただれ、首や腕などに発疹なども出たという。
また、泉院長によると、症状を訴える人は女性が多い傾向があり、急に症状が現れることもあるという。
お弁当の機会が増える季節だからこそ“食中毒”に注意
この春、気をつけたいことは他にもある。
料理研究家 食品保存アドバイザー 島本美由紀さん:
ここ2、3日季節外れの暑さになっているので、食材に菌が繁殖しやすい。「食中毒」に気をつけてください。
4月は新生活のスタートや行楽シーズンに向けて、お弁当を作る機会も増える中、島本さんが注意を呼びかけるのは、気温が上がることによる「食中毒のリスク」。
その予防として、ミニトマトの菌が付きやすいヘタは外す。また、野菜などの水分も食材が傷む原因になるため、ポテトサラダはキュウリの代わりにニンジンなどを使用するのがポイント。
そして、人気のおかずにも、こんな工夫を。
料理研究家 食品保存アドバイザー 島本美由紀さん:
ハンバーグはこねるときにお酢を加えてください。傷みにくくなり、菌の繁殖を防ぐことができます。
ひき肉100gに対して、大さじ1杯のお酢が目安。加熱しても殺菌効果は失われない一方、味わいや風味は、通常のハンバーグと変わりはないという。
4月12日、13日と、東京の最高気温は25度の予想で、初夏の陽気となりそうだ。
(「めざましテレビ」4月12日放送分より)