週末から初夏のような暑さが続いているが、この時期に増えてくるのが紫外線。
コロナ禍ならではの対策が必要だ。
都内で紫外線対策について聞いてみると、マスクが日焼け防止になっているという声が多く聞かれた。
この記事の画像(10枚)50代女性:
日焼け止めとファンデーション。今はマスクがあるので…
30代女性:
まだ今の時期は(日焼け止めを)塗ってない。マスク着けてたりすると、塗らなくていいかなと
20代女性:
ここら辺(マスク周辺)は、あんまり焼けない気がします
花王 美容ソフト開発部リーダー 北方一恵さん:
マスクしてると、なんとなく安心と思いがちなんですけれども、実はマスクをしていても紫外線を透過してしまうんです
花王が行った実験では、日焼け止めを塗らずにマスクをつけて外出すると、「マスク焼け」ができてしまうという。
しかも実験ではまだら焼けになっていた。
さらに…
花王 美容ソフト開発部リーダー 北方一恵さん:
おしゃべりをしたり、顔を動かしたり、飲食の時に着脱が多いので、この鼻の部分や紐の部分がこすれやすくなってしまうんですね
日焼け止めを塗っても、マスクをつけていると、こすれなどから3時間後にはこれだけ落ちてしまうという。
また、資生堂はマスクで覆われた部分を「チューリップゾーン」と命名。
この部分はマスクがあっても紫外線を通すので、重点的に日焼け止めを塗るよう注意を促している。
そこで、日焼けをしない効果的な塗り方を聞くと…
花王 美容ソフト開発部リーダー 北方一恵さん:
まずは小分けに分けて、複数箇所に(クリームを)置いていきます
額や頬に3か所ずつ、日焼け止めのクリームを置き、くるくるとらせんを描くように塗る。
さらに、顔の内側から外へ指をすべらせ、まんべんなくなじませる。
マスクに覆われる口元部分には、押し込むように念入りに「重ね塗り」するのがポイント。
また、コーセーでは3月からUV効果のあるマスクを発売。
日焼け止め効果のあるマスクで、ダブルに紫外線を防ぐ。
4月ごろから徐々に増え続ける紫外線。早めの対策が必要となりそうだ。
(「イット!」4月11日放送より)