週明けの東京外国為替市場の円相場は、一時、1ドル=125円台前半をつけ、2015年6月以来6年10カ月ぶりの円安水準となった。

アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が金融の引き締めを加速させるとの見方からアメリカの長期金利が上昇し、円を売って、より利回りが見込めるドルを買う動きが強まった。

市場関係者は「日本とアメリカの金融政策に対するスタンスの違いから日米の金利の差が拡大する動きは止まっていない」と話している。

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