4月9日、筑波大学附属高校に入学された悠仁さま。
学校周辺を取材すると、敷地を囲むように有刺鉄線や不審者の侵入を防ぐための「忍び返し」が新たに設置され、警備体制が強化されていることが分かりました。

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悠仁さま“筑附”ご入学 学校の警備体制は?

桜が咲く中、報道陣の前に現れた秋篠宮家の長男・悠仁さま。9日、筑波大学附属高校の入学式に出席されました。

3月17日のお茶の水女子大学附属中学校の卒業式では詰襟の制服でしたが、この日は紺色のジャケットに、ストライプのネクタイ姿。筑波大学附属高校は私服通学のため、スーツ姿で登校されました。

筑波大学附属高校に皇族が通うのは初めてのこと。学校側は、悠仁さまのご入学に伴い、警備体制を強化することを明かしていました。

筑波大学 永田恭介学長(2月の定例会見):
こちらとしては出来る限りの方策を立てよう。これから、経験の深いお茶の水女子大学や宮内庁にお聞きする。危ないこともお茶の水中学の時にありましたから、回避できるようにしていきたいと思います。

「24時間体制で警備強化」 中学校では“刃物”事件も

「危ないこと」。それは3年前の2019年のこと。当時、悠仁さまが通われていたお茶の水女子大学附属中学校で、悠仁さまの机の上に刃物が置かれるという事件が発生しました。移動教室で不在だったため、悠仁さまにけがはありませんでしたが、学校には緊張が走りました。

筑波大学 永田恭介学長(3月の定例学会見):
一番大切なのは、安心・安全を確保することということと、一般の悠仁さま以外の生徒さんたちとなるべく壁がない形での日常生活が送れるようにというこの2点だと思います。

皇位継承順位2位の悠仁さまのご入学。学校側の対応について、フジテレビの皇室担当、橋本寿史解説委員は……。

フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員:
警備については、誰か不審な者が入ってきたり不審な物を置かれても困るわけですから、24時間体制という形での強化というのは図られていると思います。また、人が入ってくる部分というのも、チェックは強化されるのではないでしょうか。

看板やポスターで学校周辺を警戒

学校の周辺では、どんな対策が行われているのでしょうか。

10日、めざまし8が学校周辺を取材すると、「御用のある方は守衛所にて、身分証を提示してください」と、本人確認ができるものを提示するよう求める看板があちこちにかけられていました。

また、近くの住宅の塀には、3月下旬から貼られたという警察と地元防犯協会が制作したポスターが確認できました。

侵入者防ぐ「有刺鉄線」「忍び返し」

さらに、校舎裏に回ってみると……。

2重になった真新しい有刺鉄線と不審者の侵入を防ぐための忍び返しが、敷地をぐるっと囲んでいました。

近隣住民によると、設置工事は3月15日から入学式の直前まで行われていたといいます。

初めて皇族が通うことで、警備体制についても対応が行われるなか始まった、悠仁さまの高校生活。学校側の対策に注目が集まります。

(「めざまし8」4月11日放送)