160キロ超のボールが高卒ルーキー松川虎生の構えるミットへ次々と決まった。ロッテの佐々木朗希(20)が8回3安打1失点、毎回の13奪三振の投球で今季初白星。球速は最速163キロをマークした。本拠地での初勝利も手にし、お立ち台で「最高です」と照れた。

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5回2死まで無安打に抑え、8回にも球速160キロ台を計測。最後まで球威は衰えなかった。  井口資仁監督は「8回まで朗希がしっかりと投げてくれたことが一つの収穫。前回(3月27日の楽天戦)と違ってしっかりとストライク先行しながらファウルを打たせて、自分のいいカウントに持って行ってという投球ができた。そういうのがあったからこそ、8回まで100球行かずに投げられた」と評価した。

3月27日の今季初登板ではコースを狙おうとして力んだ。力まずストライク先行を徹底し、球数を8回99球に抑えた。ボール球はわずか24球だった。

これでチームは3連勝。「1年間、先発ローテーションで投げ続けられるように頑張りたい」と佐々木。プロ入りから2年間で蓄えたものを、いよいよ発揮する。