新年度まで、あと3日と迫る中、みなさんの悩みの種となっているのが、4月も続く“値上げラッシュ”

4月からは原材料費や物流費の高騰などを背景に、「マルちゃん」ブランドの東洋水産が「生めん類」を6~13 %、「冷凍食品」を9~11%値上げ。

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カゴメは「ケチャップ」などを約3~9%値上げ、雪印メグミルク、森永乳業、明治が「チーズ製品」を値上げ、大塚食品も「レトルトカレー」を税別10円値上げする。

また、花王が「ベビー用紙おむつ」の一部製品を約10%値上げ、白洋舍が「クリーニング」料金を平均10%値上げするなど、生活に関わる多くのものが値上がりする。

さらに増えそうな家計の負担。こうした中、暮らしの専門家が勧めるのが…

生活経済ジャーナリスト 柏木理佳さん:
プライベートブランドに注目
するのは、お得に買い物ができるコツだと思います。非常に質が高くて安いものを提供できるというのがメリットです

大手スーパーなどが独自に企画・開発した「プライベートブランド商品」。品質も確かで、価格も抑えられる利点があるという。

値上げを乗り切るコツは「プライベートブランド商品」

「プライベートブランド」と一口で言っても、一体どんな商品があるのか?

めざまし取材班 谷原明和:
「イオンスタイル幕張新都心」では、価格が高騰している小麦粉を使ったパスタが並んでいますが、棚には「本年6月30日まで値上げしません」と書かれています

イオンでは、プライベートブランド「トップバリュ」の食料品や日用品など、約5000品目の価格を6月末まで据え置く。

イオンによると、同等のほかの商品より2~3割ほど安価だというプライベート商品の価格。

その実現のためには、常温で保存可能な食品の冷蔵配送をやめる等、工夫を重ねてのコスト圧縮が欠かせないという。

また「西友」でも、「家計を応援する」として、プライベートブランド全1254アイテムの価格を、6月末まで据え置き。

食料品だけじゃない!広がるお得な「プライベートブランド」

価格の据え置きは、食料品以外でも…

元々は作業服の専門店ながら、いまでは街でもおしゃれに着られる服も充実する 「ワークマン」

機能的なアウター「コットンキャンパー」は2900円。

スニーカー「アスレシューズハイバウンス」は1900円。

全売り上げの6割以上を占めるという、こうしたプライベートブランド商品1700点以上の価格を、当面据え置くとしている。

ワークマン広報部 鈴木悠耶さん
ワークマンの強みが高機能低価格。厳しい状況ではあるんですが、価格を維持していく…

値上げが続く一方、さまざまな商品で広がりを見せる、お得なプライベートブランド。

生活経済ジャーナリスト 柏木理佳さん:
日本では(プライベートブランドが)市場の1割程度しか占めていないが、ヨーロッパでは5割程度を占めている。いろ色々な物の値段が上がっていく中で、どんどん種類が増えてくるのでは…

(「めざましテレビ」3月29日放送より)