日本時間午後6時半から行われた、フィギュアスケート・羽生結弦選手(27)の記者会見。
羽生結弦選手:
先日の練習で足を痛めて、4回転半で思いっきり、自分の中でも一番に締めて片足で降りにいって、その時にねんざしました。そのねんざの程度も、思ったよりもひどくて。本来だったら、普通の試合だったら完全に棄権していただろうなと思いますし、今も安静にしていないと本当はいけない期間で、ドクターのほうからは、もう10日は絶対に安静にしてねと言われているんですけど、それぐらい悪くて。当日の朝の公式練習、あまりにも痛かったので、どうしようかなと思ったんですけど、そのあと注射を打ってもらって、6分間練習の直前に、10分前くらいですかね、注射を打ってもらって出場することを決めました

羽生結弦選手:
でも、その注射だったり、その注射の痛みを消してもらえる感覚であったり、また、自分自身がけがをしていて追い込まれていて、ショートも悔しくて、いろんな思いが渦巻いた結果としてアドレナリンがすごく出て、自分の中でも最高のアクセルができたと思っています。
やっぱり自分自身のジャンプは曲げたくないっていうか、あのジャンプだからこそきれいだと言ってもらえるし、僕はあのジャンプしかできないし。だから、絶対に...、思い切り跳んで、思い切り高いアクセルで思い切りはやく締めて、っていうことを追求しました。

羽生結弦選手:
その結果としての、そのジャンプとしての最高点には僕の中ではたどり着けたと思っていますし、回転の判定もいろいろありますけど、でも、僕の中ではある意味、納得しています。満足した4回転半だったと思っています。