北朝鮮の国会にあたる最高人民会議が7日、閉幕した。
北朝鮮メディアは8日、平壌で2日間の日程で開かれた最高人民会議で2022年の予算などが承認されたと報じた。
2021年と同じ水準の支出総額の15.9%が軍事力強化に割り振られたほか、新型コロナウイルスの感染対策に関する支出項目を新設し予算を33.3%増やすとしている。
労働新聞や朝鮮中央テレビの報道に金正恩総書記の姿はなく、会議に出席していないと見られる。対米関係や核・ミサイル開発に関する言及もなかった。
北朝鮮は1月だけで7回のミサイル発射実験を行ったほか、2018年に中止を表明していた核実験やICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験再開を示唆するなど武力挑発のレベルを高めていて、各国の警戒が続いている。