自民党の高市政調会長は8日、台湾当局が福島県など5県産の食品に関する輸入禁止措置の解除を発表したことを受け「台湾との友情、協力関係を深めていきたい」と強調した。
台湾当局は2011年、東日本大震災による福島第一原発事故以降、福島県、栃木県、群馬県、茨城県、千葉県の5県産の食品の輸入禁止措置を続けてきた。
8日に台湾当局がこの禁止措置解除を発表したことを受けて、高市氏は記者会見で「この緩和というのは多くの加工業者、生産業者にとって嬉しいことだと思う」と歓迎する考えを示した。その上で「台湾との友情、協力関係をこれからも深めてきたい」と語った。また中国や韓国を念頭に、輸入制限を続けたままの国々に解除を促すよう政府に対応を求めた。