成長期の子どもたちの栄養を考える。今 スポーツ栄養では、足りない栄養素を補う「補食」が注目されている。ポイントは、摂取するタイミングだという。
不足する栄養を補給する補食
教えてくれるのは、「eat Link(イートリンク)」の管理栄養士・荘子恵子さんだ。
管理栄養士・荘子恵子さん:
補食とは、日々の食事で不足するエネルギーやビタミン、ミネラル類などの栄養を補給することを狙いとした食事です。補食をとるタイミングは、おやつの時間や運動の前後など、3食とは異なるタイミングです
補食の代表となる栄養素が、炭水化物とタンパク質だ。
炭水化物系で補食におすすめなのが、おにぎり・エネルギー飲料ゼリー・菓子パン以外のパン・いも類。
また、タンパク質系は、ヨーグルト・チーズ・小魚アーモンド・魚肉ソーセージ・プロテイン・タンパク質やプロテイン入りのクリームサンドやバーとなっている。
金丸ひろみリポーター:
佐土原名物の鯨ようかんは、おやつにもなるし、心の栄養にもなるし、とてもよいですよね
管理栄養士・荘子恵子さん:
この鯨ようかんは、アスリートの補食のために開発した、アスリートのための「くじらようかん-carbo-」なんです
管理栄養士・荘子恵子さん:
中に、パラチノースという糖質が入っています。体の中にゆっくりと吸収できる糖質なので、継続的にエネルギーを補給できます。長時間のパフォーマンスを支えることが期待される成分です
背が伸びる? 子どものおやつもにもおすすめ
けがを防ぐ、パフォーマンスをあげる、疲れをとりやすくするなど、栄養面でサポートすることが目的でもある補食。ポイントは、タイミングだ。
管理栄養士・荘子恵子さん:
運動前後で食事をとれない場合に、栄養を補うのが補食です。例えば「くじらようかん-carbo-」なら、中高生や大人は運動の30分から1時間くらい前に2個、運動後すぐに2個。小学生なら半分の1個ずつをおすすめしています
金丸ひろみリポーター:
結構たくさんの量を補食で補うんですね?
管理栄養士・荘子恵子さん:
食事をしても、体はどんどんエネルギーを消費していきます。なので、スポーツをやっているお子さんはこれくらいの量が必要なんです
ちなみに、運動しない大人が補食をとるなら、1日100kcalから150kcal程度のものを。
管理栄養士・荘子恵子さん:
お子さんのおやつも栄養がある補食に変えてみると、背が伸びやすくなることが期待できるので、すごくおすすめですよ。普段の暮らしにも、ぜひ取り入れてみてください
荘子さんが所属するeat Linkでは、保護者や指導者向けのオンラインレッスンなども開催している。
栄養の知識を取り入れて、健康な体づくりに役立ててみては?
(テレビ宮崎)