岩手県釜石市のワクワクが詰まった三陸の海の幸「泳ぐホタテ」。ふるさと納税の返礼品として注目されている。

海につるす数を抑え、大きく育てる

世界有数の漁場、三陸の海。森から流れるミネラルによって、エサとなるプランクトンが豊富なことから養殖業が盛んだ。

養殖業も盛んな三陸の海
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中でも三陸のホタテは、海につるす数を抑えることで1枚1枚にたくさんの栄養が注がれ、他の地域よりも短い期間で大きく育つ。

大きく育ったホタテ

隆勝丸・平子昌彦社長:
三陸のホタテは貝柱が厚く、甘味が強いのが特徴

森尾絵美里アナウンサー:
いただきます。すごくしっかり、繊維を感じます。なかなかホタテの貝柱を食べて、口いっぱいになるってないですよね。すごい

肉厚で甘味が強い三陸のホタテ

このうち厳選されたホタテが、釜石市のふるさと納税の返礼品として注目されている。

他のホタテと比べ物にならないおいしさ

釜石に店を構えるヤマキイチ商店では、「泳ぐホタテ」という名前で販売している。

作業場にはたくさんのいけすがある。中をのぞいてみると、カメラにぶつかるほど元気いっぱいにホタテが泳いだ。

いけすを泳ぐホタテ

泳ぐのは、いけすの中だけではない。

秘密は箱にある。新鮮なホタテをぎっしり詰めて、最後に海水を入れる。三陸の海ごと、新鮮で「泳ぐホタテ」が自宅まで届く、スペシャルな逸品だ。

ヤマキイチ商店・君ヶ洞剛一専務:
今まで食べていたホタテと比べ物にならないぐらいおいしい、と。“晴れの日”の食卓の一品にもなっているらしい

震災から10年…復興支援の恩返しに海の幸を

全国にファンを持つ「泳ぐホタテ」。ヤマキイチ商店は、東日本大震災の津波で施設が破壊され、販売できない期間が1年以上続いた。

東日本大震災で大きな被害を受けたヤマキイチ商店

それでも、お客さんからは「焦らないで」「お役に立ちたい」という手紙と共に、お金や物資が次々と届いた。

全国から届いた応援の手紙

震災から10年が過ぎた今も、その時の「恩返し」が続いている。

ヤマキイチ商店・君ヶ洞剛一専務:
復活したのは他より遅かったかもしれない。ただ、三陸の海の幸でお客さんとつながれた。私たちにとっての復興は、おいしい三陸の海の幸を食べてもらうこと

釜石市には、2008年度から2020年度までに「ふるさと納税」として42億3000万円ほどが寄付され、被災した住宅の再建など、多くは震災の復興に活用されている。

中でも「泳ぐホタテ」は今もなお返礼品として人気が高く、これからもみんなを笑顔にしながら復興を支えていく(寄付額1万円~)。

ヤマキイチ商店・君ヶ洞剛一専務:
大切な贈り物になるので、ホタテさんに「ありがとう」と伝えている。おいしく食べていただければ

(岩手めんこいテレビ)

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