1月17日は「おむすびの日」。この日にちなんで総選挙が行われた。皆さんは、おにぎりに巻くならラップ?それともアルミホイル?
コロナ禍の衛生面意識も影響
老若男女に愛される日本伝統の食事「おにぎり」をめぐり、平和なバトルが繰り広げられた。その名も“おにぎり総選挙”。

おにぎりを包むときはラップ派?それともアルミホイル派?
投票期間は3カ月間で、ラップ派が1万4037票の支持を集め、アルミホイル派の2864票を抑えて決着した。

ラップ派・30代:
ふりかけとか混ぜて、ラップでくるんでって感じ。
ラップ派・40代:
握る時も使えるし、そのまま持っていける。
ラップ派・50代:
ご飯をまとめるのが楽で、のりを付けて巻くときにも楽なので。

コロナ禍の影響で、おにぎりを握るときにもラップを活用するなど、衛生面を意識する人のニーズが多かった結果という。
「アルミホイルで握るとおいしい」見た目もキープ
一方、負けてしまったアルミホイルの会社に心境を聞くと…。
東洋アルミエコープロダクツ 広域営業チーム 互エリカさん:
大差となってしまって大変悔しい思いもしたんですけど、20年間使っているホイル派の方もいたので、大変うれしく思っています。ホイルでにぎるとおいしいんです。
悔しいと言いつつ「アルミホイルで握るとおいしい」とも主張。

実際にアルミホイル派の人からも…。
アルミホイル派・70代:
アルミの方が清潔感がある気がする。中が崩れないというか、三角に握ったら三角のまま。
使い分ける派・30代:
夏場とかそういうときには、衛生面でアルミホイルに入れてとかはする。アルミホイルのほうが菌を抑制するのかなと思って。
なんとなく、見た目やおいしさをキープできそうだというイメージがあるそう。

ホイルだからこそ…おいしくなる秘密
本当にアルミホイルで包むと、おいしいおにぎりが作れるのか?
東洋アルミエコープロダクツ 広域営業チーム 互エリカさん:
握ったおにぎりをアルミホイルで優しく包みます。このしわが、ホイルとおにぎりの間に隙間を作り、水分を適度に逃がす。そうすることでべちゃべちゃしない、おいしいおにぎりが出来上がる。

アルミホイルが湿気を逃がすため、お米のつぶつぶ感が残り、作りたての食感が変わらないという。また、湿気は逃がすも海苔の風味は逃がさないとのこと。

さらに…。
東洋アルミエコープロダクツ 広域営業チーム 互エリカさん:
ホイルには保形性があるので、優しく包んだおにぎりをそのままの形で保管することができます。
形もキープできるため、時間を置いて食べることが多いおにぎりにはぴったりだという。

シンプルだけど奥深いおにぎりの世界。ラップか、アルミホイルか。目的に合わせて使い分けてみてはどうだろうか。
(「イット!」1月17日放送分より)