夜道などでの安全を手助けしてくれる反射材。そんな反射材を七色に光らせる「オーロラリフレクター」を開発した株式会社丸仁が、今度は光る“デニム”を手掛けた。
それが12月9日に先行予約販売を開始した「LIGHT FORCE DENIM」だ。
![提供:丸仁](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/b/b/700mw/img_bbba56ab1955c7a51c67e48aaaaa611d1735104.jpg)
日中は、通常のデニムとしておしゃれに着こなすことが可能。
![ベーシックシルエット(提供:丸仁)](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/5/d/700mw/img_5df1dc07357165185fe2b306a87b5d2b113168.jpg)
そして夜間や暗所では、車のヘッドライトやカメラのフラッシュを受けると発光・反射し、着用者の視認性向上に貢献するデニムとなっている。写真を見ても濃紺のデニムが目立つ色に変化していて、これなら夜道でも存在をアピールできそうだ。
![提供:丸仁](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/b/6/700mw/img_b6a9c86a09a3279e0dcc127242b2fd342841090.jpg)
交通事故防止として使う反射材といえばスポーツウェアや作業服のイメージが強いが、デニム本来の風合いはそのまま残して、従来の反射材のイメージを払拭。「反射材の安全性をより日常にファッショナブルに」をコンセプトに試行錯誤を重ねたという。
![提供:丸仁](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/f/6/700mw/img_f6e105b01f768a4fd3ea8566d3e3130c543987.jpg)
商品ラインナップは、キャップ(一般販売予定価格:13200円)、サファリハット(同:16500円)、トートバッグ(同:16500円)、部分反射のハイブリット デニムパンツ(同:27500円)、全面反射のデニムパンツ(同:44000円)。部分反射のハイブリット デニムジャケット(同:52800円)、全面反射のデニムジャケット(同:66000円)の7種類。
![サファリハットとトートバッグ(提供:丸仁)](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/4/4/700mw/img_446b34c14773ff4b985df5f0c9b4455a140174.jpg)
先行予約はクラウドファンディングサイト「Makuake」で実施しており、1月31日までは期間限定の割引価格となっている。
反射材をおしゃれにカッコよく
編集部で虹色に輝く反射材「オーロラリフレクター」について今年の1月に取材した際には、「反射材をファッション性を高める装飾技術素材の一つにしたい」と答えていた。
(参考記事:虹色に光る反射材「オーロラリフレクター」が不思議…夜道も安心なインパクトで話題!)
今回、なぜデニムに着目したのか?そしてなぜデニムが反射するのだろうか?
丸仁担当者に話を聞いた。
ーー「LIGHT FORCE DENIM」について教えて
日本人の体型にフィットする計算されたシルエット。適度にスリムな肩幅と少し長めの着丈でデニムジャケット特有の野暮ったさを廃し、特にパンツは程よいテーパードにより、すっきりとした印象に仕上げています。
国内有数の“デニム産地”広島県で生地制作・山口県で縫製を依頼。高品質な12oz(オンス)デニム、卓越した技術に裏打ちされた世界に誇る“made in Japan”デニムです。
![提供:丸仁](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/0/3/700mw/img_039b0f2cb38c79deac989fde45bc72b81869809.jpg)
ーーなぜ、光るデニムを開発した?
反射材を身につけるのに抵抗がある方に、おしゃれにカッコよく身につけてもらえるようにデニム生地を作りました。将来的には反射機能がスタンダードでついている世の中を目指しています。
ーーアイデアはどこから?
オーロラリフレクター(特許)生地を開発していく中で、他に面白い生地ができないかと思い、色々試作した中の一つになります。※他レース等も試作しております
![オーロラリフレクター(提供:丸仁)](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/8/3/700mw/img_83210ebd8d0de7534e1f79dfc8e040c4192430.jpg)
ーー光るデニムのメリットを教えて。
ぱっと見は普通のデニムというところかと思います。
![提供:丸仁](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/4/1/700mw/img_41e60897f4d1aa690b7af1e3ad723cbc261200.jpg)
ーーどのような人におすすめ?
オシャレに敏感な方・夜出歩くことが多い方・アウトドアが好きな方。例えば、キャンパーの方、サイクリスト・バイカーの方、デニム好き・国産デニムマニアの方、テクノロジー、機能ウェア好きの方に。
ーー普通に洗濯をしていいの?
洗濯方法は他デニムと同じになります。
![提供:丸仁](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/9/c/700mw/img_9c72674bcf62281b361e09e219d6134b1583673.jpg)
デニムの生地に“シルバーの反射糸”を使用
ーー光る仕組みを教えて
今回はオーロラリフレクターではなく、シルバーの反射糸になります。オーロラリフレクターに関しましては、反射した際の色が虹色に光るのが特徴になります。
デニムに関しましては、一般的に普及している、シルバーの反射材(反射した際に白く光る)を、0.275mmにスリットし、ひねりをかけた糸を使用しております。0.275mmのひねり糸については夏頃まで特許を取得しておりました。
![提供:丸仁](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/6/1/700mw/img_61bd7836ee2a7f168455539a6a6ccf27275779.jpg)
ーーこだわった部分はどこ?
反射の糸を入れる本数と動きやすさです。スポーツウェア開発の知見を生かし、デザイン性を損なわないカッティングによる“動きやすさ”を追求。パターンを設計。サイクリストやキャンパーの方々のみならず着用するすべての方々に“機能的な遊び服”を提供します。
![提供:丸仁](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/c/6/700mw/img_c6fca3849b6374e007da9b91293f3ea61501067.jpg)
ーー大変だったことは?
大変だった部分も、反射の糸を入れる本数です。本数を少なくし、コスト削減を目指しつつも、インパクトのある反射具合を探りました。
ーー完成した時、社内での反応はどうだった?
実際は10年ほど前に開発していたのですが、今回ブラッシュアップし、社内の反応は上々でした。
![提供:丸仁](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/b/7/700mw/img_b7bbe0e59918c747808bc4f9eac0613d320294.jpg)
ーーラインナップが増える予定は?
あります。マスクやツナギ等も作りたいですが、生地売りもしたいと思っております。他、面白いプロダクトにも挑戦していきます。リアルタイムですと光るウエディングドレスを作りました。
![光るウエディングドレス(提供:丸仁)](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/3/9/700mw/img_39da4baef0aeaf901fc6e53d00b33cef622757.jpg)
ーー「光るデニム」の今後の予定は?
通常販売は4月ごろを予定しております。弊社オンラインショップでは、5月ごろから販売予定です。
ーーおすすめを教えて
デニムセットアップとサファリハットがおすすめです。
![デニムセット 左:全面反射 右:一部分反射(提供:丸仁)](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/4/8/700mw/img_48c71997b460ff300d00c20bde4e39c0192152.jpg)
![サファリハット(提供:丸仁)](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/0/f/700mw/img_0f4375ff8b578d9983a434f0a410dcb9139716.jpg)
反射材はおしゃれというイメージがなく、ファッションに取り入れづらかった人も多いはず。この光るデニムであれば、簡単にファッションの一部として取り入れることができそうだ。反射効果もインパクトがあり、今後このような製品が活躍する場が増えるかもしれない。
光るデニム
— 反射材広め隊@LIGHTFORCE®︎ / オーロラリフレクター (@LFS_arabo) December 15, 2021
ジージャン🥺
▼Makuakeプロジェクト実施中▼https://t.co/kx4wDGnoKd pic.twitter.com/Adm1M4XJ9W