山梨の地震とは「プレートも切れていて特に関係はない」との考察
12月3日午前に起きた最大震度5弱の地震は、震源が紀伊水道で深さ18キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.4と推定されている。この地震による津波はなかった。
震源は南海トラフ巨大地震の想定震源域の中にあるが、その関連性について地震予知連絡会の会長でもある名古屋大学の山岡耕春教授は「南海トラフ地震は、マグニチュードでいうと8クラス。今日みたいな地震が直接影響を及ぼすとは考えにくい」と、直ちに影響があるわけではないと見ている。

ただ、「南海トラフ沿いの様々な活動との関連を検証していく必要があると思う」とも話している。

ちなみに3日は、山梨県を震源とする最大震度5弱の地震もあったが、この地震との関連について山岡教授は、「山梨と名古屋や震源の和歌山との間でプレートも切れていて、特に関係はないと考えている」と説明している。
(東海テレビ)