「最後負けはしたが、強いチームに食らいつく姿勢がチームに定着してきている」

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今季B1に昇格した茨城ロボッツのキャプテン平尾充庸(32)は敗戦の中にも光明を見出した。

B1昇格の茨城、昨季王者に惜敗

東地区最下位の茨城は4日、昨季王者の千葉ジェッツを相手に最後までもつれる接戦を演じた。第3クオーターに堅守からの速攻で一時逆転するなど1点を争う展開に持ち込んだ。最終クオーター終盤まで粘ったが、残り2分から連続得点を許し77-83。大金星をつかみかけたが競り負けた。

平尾20得点も「シュート精度に差」

「勝ち切ることができないのは、まだまだやるべきことがあるということ」 平尾はこの試合チーム最多の20得点を挙げ、攻撃をけん引した。
対する千葉は「こういう接戦では派手なことはしない」とギャビン・エドワーズ(33)が堅実なプレーで得点を積み重ね23得点。さらに新戦力のクリストファー・スミス(27)が6本の3ポイントを含む22得点。千葉の3ポイント成功率は30%、対する茨城は24本を放ち5本の20%と低調だった。

「コートの中で思ったのが、シュートの精度。決めなければいけないところでしっかり決めるのが千葉。逆に自分たちはノーマークができて打っているけど決めきれない。そこがリーグ上位の強いチームとの違い」と平尾は分析する。

ゾーンで対抗も「リバウンドに差」

一方の守備では身長差で千葉に劣る茨城はゾーンディフェンスを展開。千葉を攻めあぐねさせた。しかし、外国選手2人と帰化選手の長身3人を同時に起用する“ビッグラインナップ”を敷いた千葉はシュートのこぼれ球を次々と拾い得点につなげていった。千葉のセカンドチャンスからの得点が27に対し茨城は8。リバウンドでも負けた。

「今日は自分たちの新しいゾーンディフェンスを試して間違いないことはわかった。千葉は帰化選手のギャビン・エドワーズがいるので、ビッグラインナップが敷ける。リバウンド面で高さのアドバンテージがある。そこに富樫選手ら長距離砲が重なる強さがある。まずはリバウンドが次戦の課題になってくる」

「順位を気にするより1試合の成長」

チームはこれで4連敗、通算成績は2勝13敗となった。
報道陣からの「この成績をどう受け止めているのか?」の質問に、指揮を執るリチャード・グレスマンヘッドコーチ(43)は眉をひそめて苦笑いした。

「昨季チャンピオンの千葉と接戦に持ち込めたことは選手を高く評価している。厳しい状況だが何勝何敗というのは気にかけていない。それよりも1試合1試合の成長にフォーカスして戦っていきたい」

ようやく上り詰めたB1のステージ、惜敗を糧に次戦での更なる成長を誓った。

千葉ジェッツ83-77茨城ロボッツ
(船橋アリーナ・2262人)

(フジテレビ 加藤忍)

加藤忍
加藤忍

早稲田大学卒業。フジテレビ入社。スポーツ局すぽると!ロッテ担当、ヤクルト野球中継などを経て現在は報道局兼スポーツ局。

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