「普段から廃棄に意識を」
東京・表参道にあるバナナジュース専門店「7daysBANANA」。ここでは食品ロスを減らすある取り組みが行われていた。
この記事の画像(9枚)段ボールに入った大量のバナナ…これらはすべて捨てられる予定だったバナナだが、ジュースに使われるという。
見た目は少し黒ずんで見えるが皮をむくと中身は普通。まな板の上でカットされ、その後、ミキサーに。ジュースにはすべてこうした“もったいないバナナ”を使用しているという。
“もったいないバナナ”とは、運んでいる最中に傷んで黒くなったり、熟しすぎてしまったためにこれまでは捨てられてきたバナナのこと。
全国にある4つの店で、この“もったいないバナナ”を使用。
取り組みが始まった9月末からこれまでに4店舗で合わせて2000本以上のバナナを捨てずにすんだという。
店のプロデューサーは背景を次のように説明する。
7daysBANANA・畑 太周プロデューサー:
少しでも僕たちがフードロス解消の役割を担えればなという思いはあります。例えばジュースを買うだけではなくて、普段からの日常でフードロスだとか廃棄とかに少しでも意識を向けて頂ければなと思います
この「もったいないバナナプロジェクト」を展開するのは、バナナを輸入している食品会社のドール。
ドールではこれまで、年間で約1000トンの傷んだバナナを販売できないなどの理由で廃棄していたが、この取り組みを通じて一部を廃棄せずにすむようになったという。
ドールでは、このもったいないバナナジュースに続き今後は、アボカドやパイナップルなど別のフルーツでもロス削減に努めたいとしている。
(「Live News α」11月11日放送分)