立憲民主党は9日、常任幹事会を開催し、枝野幸男代表の辞任表明に伴う代表選挙管理委員会を発足させることを決めた。その後の衆参両院の議員総会であいさつに立った枝野代表は、衆院選で現有議席を減らす結果になったことについて「私自身の力不足そのものだ」と陳謝した上で、「10日の首相指名選挙までは『枝野』と書いていただきたい」と呼びかけた。

枝野代表は、衆院選を総括して「多くの仲間が議席を得られず、現有議席を減らす大変残念な結果となった」と述べ、「政治は結果だ。この結果は全力を尽くしただけに、私自身の力不足そのものだ」と強調した。その上で「あす(10日)の首相指名までは、皆さんに枝野と書いていただき、この特別国会終了の時点で、正式に代表職を辞させていていただきたい決意をした」と述べた。


首相指名選挙で辞任する代表への投票を呼びかけることについて、枝野氏はこれまでも「特別国会は衆院選の結果を議会で正式に示すということなので、特別国会までは、代表を務めさせていただきたい」と説明している。
また枝野氏は「最大野党が政権の選択肢を示さなければ、民主主義が成り立たないという思いの中で、かなり無理をしても、そういう構えを作ろうと努力してきたつもりだ」と自身の代表時代を振り返った。