東京オリンピックで日本中を湧かせたフェンシング日本代表。

10月31日放送の「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)では、フェンシング日本代表の見延和靖選手、江村美咲選手、ストリーツ海飛選手が登場。3人は日本フェンシング協会会長の武井壮さんと共に、「コストコ詰め放題」を楽しんだ。

約束の「テレビ」を購入!

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東京オリンピック男子フェンシングエペ代表の見延選手は、団体で日本史上初の金メダルを獲得。最年長としてチームをけん引した。

そんな見延選手は8月15日に放送された番組で、東京オリンピックを頑張ったご褒美として「テレビ」をおねだりしていた。コストコロケの日は、「テレビを買ってもらえると思って、いろんなスケジュールをキャンセルしてきた」と意気込んだ。

江村選手は、女子フェンシングサーブル団体で日本史上最高の5位に入賞し、エースとして勝利に貢献。そして、ストリーツ選手は、アメリカ人の父を持ち、全米大学選手権優勝の経験を持つ期待の星。江村選手とストリーツ選手はパリオリンピックでメダルに期待がかかっている。

東京オリンピックとパリオリンピックの祝勝と激励を兼ねた今回の「コストコ詰め放題」。3人は家電、食品などをどんどん詰め込んだ。

まるで待ち構えていたように棚に並べられた、テレビを発見すると目を輝かせる見延選手。「まあまあ、ええやっちゃなー」と番組MCの浜田雅功さんがこぼしたのは、4K液晶パネルで高画質、スポーツ観戦にもってこいの55型のテレビ。

「大きすぎず小さすぎずちょうどいい」という見延選手に、浜田さんは「今までテレビ置いてないのに急に置いたらおかしくなる!」と渋る。しかし、約束していたということもあり購入を認め、「テレビ見てるところちゃんとVTR送って来いよ」と指示。

見延選手は実際に自宅でテレビを見ている映像を撮影し、「しっかりフェンシングのプレーも研究できますし、3年後のパリも連覇間違いなしです!」と感謝した。

オリンピック後に変化はあった?

金メダルを獲った後の変化について聞かれた見延選手は「自宅にテレビが来ました!」と嬉しそうに話す。続けて「フェンシングはマイナーでしたけど、たくさんテレビにも出させていただいています」と知名度アップに貢献できたとした。

江村選手は、始球式のオファーを受けたようで、8月15日に西武のメットライフドームでフェンシングウエアを着用して始球式を行ったとオリンピック後の変化を明かした。

そんな話をしていると江村選手が所望していた加湿器「BALMUDA気化式加湿器Rain」を発見。見た目もオシャレなこの加湿器が欲しい江村選手は、「乾燥はお肌の大敵。試合直前になると肌が荒れがちで、大事な試合でニキビができちゃう」と浜田さんにアピール。

「防具被ってるやん。肌関係あらへん」とツッコむが、負けじと「脱いだ時も大切」と食い下がる。すると武井さんが「最後のポイントを決めるとフェンシング選手は防具を脱いでアピールする。一番大事」と加湿器の必要性を訴えた。

アピールの結果、浜田さんの了承を得て、江村選手は「やりたかったやつ」と嬉しそうに、大きな箱を抱えて加湿器をカートへ入れた。

3年前に日本に移住したストリーツ選手も「自分の欲しいものが後ろにあります」と欲しかった鍋を浜田さんにアピール。

テレビや加湿器と違ってお手頃な値段に、「お前ええやつやな、値段にかわいげがある!いい!」と浜田さんもにやり。

実際に購入した鍋で肉を焼いているところを、なぜか裸にエプロンという独特なスタイルで撮影してくれたストリーツ選手。

そんな彼がフェンシング日本代表を選んだ理由は「夏休みに祖母のいる鹿児島に行ったとき、太田雄貴さんが銀メダル獲ったのをテレビで見てて、いつか日本のためにオリンピックに出たいと思った」からだそう。

そして、2014年に全米大学選手権で優勝し、2015年にアメリカか日本の国籍を選ぶ際に、日本を選んだという。

日本フェンシング協会会長も自腹でご褒美を?

向かったスポーツ用品コーナーではストリーツ選手がダンベルをおねだり。自身のInstagramなどで自慢の筋肉を披露するストリーツ選手に、「見せたい感があるわけ?」と浜田さんが聞くと「頑張ってFerrariの車を買ったらGarageに入れますか?外に出しますか?」と返され、ポカンとする浜田さん。

「外に出しますよね。この体がスポーツカーなので、見せたい」とストリーツ選手が話し終えると、浜田さんは「あのさ」と切り出し、「Garageの発音良すぎてわからへん」と苦笑した。

見延選手の自宅にもフィットネスグッズがあるようで、武井さんは「1億円もらったから、さらに充実しますね」と話を振ると、即座に「返せ!」とツッコむ浜田さん。

しかし武井さんは「(見延選手は)心が清らかで1億円決まった時も、『団体で獲ったものなので、全員均等に割ってもいいですか?』って僕に相談してきて」と裏話を明かす。見延選手も「浜田さんもよくご存じだと思いますけど、半分は税金で…」と話し、苦笑した。

食材コーナーでは、江村選手が「(スタッフから)食材は許可なく入れていいと聞いた」と爆弾発言。浜田さんは「誰がそんなこと言うてんの?」とスタッフを見るが、次第に「面白いじゃない」と気前を見せる。

クロワッサン生地の小さなドーナツ「ミニクロドット」や生で食べられる生クッキー生地「クッキードゥ」の他に、コストコの定番のタンの塊肉や、牛ヒレ肉、三元豚のスペアリブなどお肉も抱えられるだけカートへインした。

食い入るように肉を選ぶ3人の姿に、浜田さんが日本フェンシング協会会長である武井さんに「勝ったら何かあげるとかないの?」と尋ねると、「報奨金も準備していますし、私からもエペの選手たちには六本木ヒルズでオーダースーツを全員分プレゼントしました。数百万ぶっ飛んでます」と明かす。

「すごいやん!」と驚く浜田さんは「その分稼いでるんやろ」と悪い顔をするが、「テレビの儲けを流しているわけではないです」とさらりとかわされた。

「コストコ詰め放題」した食料品は、その後、チームメンバーにおすそ分けし、みんなで楽しんだというフェンシング日本代表たち。

江村選手は30品で8万9051円、ストリーツ選手は22品で17万7849円、見延選手は14品で25万5641円。見延選手は約束のテレビ以外にも、フェンシングの剣先をメンテナンスするための自前の「フェンシングラボ」に置きたい作業台をおねだりしていた。合計の金額を聞いた見延選手は、浜田さんに深々と感謝の一礼した。

今回の「コストコ詰め放題」で英気を養えた3人。フェンシング日本代表たちの3年後に控えるパリオリンピックでの活躍も期待したい。

(『ジャンクSPORTS』毎週日曜日夜7:00~8:00放送)