人気漫画「名探偵コナン」のコミックスの記念すべき第100巻が、10月18日に発売された。

作者の青山剛昌さんの故郷、鳥取・北栄町にある記念館では、発売を記念した取り組みを進めるなど、地元でも盛り上がりを見せている。
TSKとのコラボ企画を展開しているJALふるさと応援隊の中村彩花さんとともに取材した。
町のシンボル「名探偵コナン」
1994年から連載が始まった「名探偵コナン」。
累計発行部数は、全世界で2億5,000万部を記録!そして10月18日からは記念すべき第100巻が順次発売されている。
JALふるさと応援隊・中村彩花さん:
100巻の発売を前に、コナンに会える町、ここ北栄町も盛り上がりをみせています。私もわくわくしています

(Q.中村さん、かなりコナンに詳しいようですね?)
JALふるさと応援隊・中村彩花さん:
映画は毎回公開初日に見るくらいくらい好きで、コナン検定3級を取りました。ファンならではの目線で迫りたいと思います
青山剛昌ふるさと館・石田敏光館長:
こんにちは、よろしくお願いします

案内してくれるのは石田館長。来る100巻のために、2年前から用意していたというのが…
青山剛昌ふるさと館・石田敏光館長:
ここぜひみてください。1巻からあるんですね

コミックスの表紙が1巻から壁一面にずらっと並ぶ。

今後、100巻の表紙を用意するという。
青山剛昌ふるさと館・石田敏光館長:
この出来上がりも、また期待していてください
開館から14年。7月には来館者が140万人を突破するも、新型コロナウイルスの影響で9月の入館者はコロナ禍前の3割。
"100巻効果”で入館者アップに期待を寄せている。
「100巻」に向けたプレゼントキャンペーン企画も
JALふるさと応援隊・中村彩花さん:
100巻に向けた企画はありますか?
青山剛昌ふるさと館・石田敏光館長:
こちらです!

絵文字が並ぶこちらの図。
実は原作で登場する暗号を参考に作られたもので、100巻の記念企画を表現している。
JALふるさと応援隊・中村彩花さん:
原作で出てきた記号ですか?阿笠博士の話で出てきたような気がしますが…わかりません
暗号が登場するコミックを見ながら解くと…
JALふるさと応援隊・中村彩花さん:
『特別なポストカードを100人にプレゼント』ですか!?

石田館長:
大正解です
記念のポストカードを抽選で100人にプレゼントするキャンペーンで、絵柄は当選者だけのお楽しみ。
ついに「100巻」…作者の両親の反応は?
そして、この100巻達成を誰よりも喜ぶ人を訪ねた。
作者・青山剛昌さんの両親・泰陸さんと美智子さん。

(Q.100巻を迎えると予想していましたか?)
作者・青山剛昌さんの両親・泰陸さんと美智子さん:
結構出しているなという気はしていたが、もう100巻になったかというところ。100巻まで書いたんだなと思ってすごいと感じる
剛昌さん自身も「まさか100巻とはな…(笑)」とコメントを寄せるほど。
当初はすぐに連載が終わると思っていたという。
そんな中、北栄町が「コナンに会える町」を掲げて取り組みを始めたのは、いまから20年以上前の1999年。

いまや定番となりつつある、アニメやマンガ作品ゆかりの地域を巡る「聖地巡礼」スポットの先駆けとも言える存在で、連載とともに歩み続けている。
北栄町民:
町の活気に役立っていると思う
JALふるさと応援隊・中村彩花さん:
コナンで、この北栄町がどうなっていてほしいですか?
作者・青山剛昌さんの両親・泰陸さんと美智子さん:
応援してくれる人がたくさんいるし、リピーターも多いのでありがたい。コロナ禍前のように復活すればありがたい

JALふるさと応援隊・中村彩花さん:
北栄町のコナンの取り組みが20年以上前から始まっていたことが驚きで、そして今も地元に根付いていることを実感しました。JALもアニメゆかりの地域を観光する「アニメツーリズム」の取り組みを応援しています。
山陰では、境港市の水木しげるロードや音楽コンテツ「ひなビタ」にゆかりのある倉吉市の旅などを提案しています。
コロナ禍でも回復の兆しが見える中で、こうした世界に誇れるコンテンツを武器に地域、そして観光が復活することを願いたいです
(TSKさんいん中央テレビ)