フクロウと梨は、似ている?

山口県の動物園が、“メンフクロウの顔”と“梨の断面”の画像をTwitterに投稿し、そっくりだと注目を集めている。

このメンフクロウの名前はアイちゃんで、実は過去に「雄だと思っていたら実は雌だった」と動物園が発表して話題となった。その経緯を編集部でも取材し、紹介している。

(参考記事:飼育員どよめく…雄のはずのフクロウが「卵を産みました」!? “性別間違い”のワケを動物園に聞いた

またもTwitterユーザーの関心を集めることとなったわけだが、まずはその画像を見てほしい。

「1.梨(1/2個) 2.アイ 3.梨(1/3個) 4.シュッとしたアイ」とのコメントとともに周南市徳山動物園の公式アカウント(@TOKUYAMA_ZOO)が投稿したのは、1/2と1/3にカットした梨の断面、アイちゃんの顔の計4枚の画像。

確かに、1/2の梨と通常のアイちゃん、1/3の梨とシュッとしたアイちゃんは、白色や目(種)の位置など全体の雰囲気が似ている。

提供:周南市徳山動物園
この記事の画像(20枚)

なお、アイちゃんは「人の顔をよく見ており、好きな人が近づくとまん丸な甘えた表情になりますが、苦手な人が近づくと、顔がほっそりして様子を見る感じになります」とのことで、シュッとした画像は、その時に撮影されたのかもしれない。

そしてこの投稿にTwitterユーザーからは「例えが面白い」「これは完全に一致」「もぅ梨の断面アイちゃんにしか見えないよ」とそっくりだと共感するコメントが寄せられ、6万8000いいねがついている。(10月19日時点)

Twitterでは他にも、「メンフクロウを見る度、何かに似てると思ってました。やっとスッキリしました!」などと“モヤモヤが解消した”というコメントも多くあった。

梨を切ったところ、似てるねと飼育員で話題に

確かに、比べてみるとそっくりだが、どういうきっかけで似ていると思ったのだろうか? メンフクロウの生態と合わせて、周南市徳山動物園の担当者に話を聞いた。

ーーそもそもとして、フクロウ全体の生態について教えて

肉食で、主に小動物を食べるフクロウは多いですが、昆虫や魚等食べるフクロウもいます。夜行性のイメージが強いフクロウですが昼夜問わず活動する種類も多くいます。生息地域は南極以外の全大陸。大きさは約15cm〜70cm程度です。


ーーどういう性格なの?

種類によります。夜行性のものが多く、あまり人目につかないため、基本的には警戒心が強いです。しかし、捕食者という強い立場にもあるため、割と周りに対する適応性もあります。

提供:周南市徳山動物園

ーーでは、メンフクロウは?

生息地域は南極以外の全大陸で、大きさは約30cm程度です。日本には生息していません。

提供:周南市徳山動物園

ーー似ていると思ったきっかけは?

別の動物用のごはんとして梨を切っていたところ、アイに似てるねと飼育員の間で話題になりました。比べてみようということになり、投稿してみました。似ているなとは密かに思っていました。

提供:周南市徳山動物園
提供:周南市徳山動物園

5歳の雌でマイペースな甘えん坊

ーー写っているメンフクロウについて教えて

「アイ」…5歳の雌でマイペースな甘えん坊。担当者に甘えたり、担当者の手を羽繕いしてあげる(きれいにしてあげる)ことが好きです。たくさんの方から愛される存在になってもらえるように「アイ」と名付けました。

ツツジとアイちゃん(提供:周南市徳山動物園)

ーーフクロウの魅力を教えて

愛らしい見た目も魅力の一つですが、一方で獲物に対して静かに忍び寄るハンターとしての一面もあり、そういった部分も魅力だと思います。


ーーネットで注目を集めたけど、どう思う?

自分以外にも、多くの方が似ていると思われていたんだなと感じました。そして、梨を食べる時、ふとメンフクロウのことやアイのことを思い出していただければ嬉しいなと思います。

提供:周南市徳山動物園

徳山動物園の営業時間は9時から17時で、本物のアイちゃんを是非とも見てみたいものだ。

なお、苦手な人が近づくと顔がほっそりするとのことなので、初めて訪れた際は警戒されてアイちゃんの表情は“1/3の梨の断面”になってしまうかもしれない。