女川出身の絵本作家の夢

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神田瑞季さん(24)。宮城・女川町出身の絵本作家。
東日本大震災当時、女川中学校の3年生だった神田さんは、中学卒業後、町内のがれき処理場の壁に絵を描き続けた。

神田瑞季さん:
あの時は本当にグレー1色のがれきしかない状態で、少しでも生きる希望があるようにという思いを込めて、あの時は描いてましたね

神田さんは町に元気を与えたいと、女川の自然などを描いた作品を寄贈してきた。
その先には、“女川町で個展を開く”という夢があった。

夢が現実に…。
3月、神田さん自身初めてとなる個展の開催が決まった。

その個展では、女川の四季を伝える。

神田瑞季さん:
初めての自分の個展というところで、すごくわたし自身楽しみでもあるんですけれども、すごく大きな課題であり、挑戦だなと感じています

神田さんの製作部屋にある1枚の写真。幼い少女と手をつなぐ、笑顔のおじいさん。
津波で犠牲となった神田さんの祖父・明夫さん(当時77)。

神田瑞季さん:
この写真を見つけた時に、あ、わたしが伝えたいことってこういうことだって。わたしが自然を体感しているときって、本当にこんな感じだなという。大切な人もすごく自分の身近にきっといてくれているということを、この写真をもって、個展をもって伝えたい

3月に予定されていた神田さんの個展は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、延期された。

(仙台放送)