新型コロナウイルスの影響で、スーパーや公共施設の出入口に設置されているのをよく見かけるようになった消毒液。入る前に消毒するのが習慣になってきているが、そういった消毒液は液状で、手のひらからこぼれ、腕に垂れたり、服などにかかってしまったという経験をした人もいるのではないだろうか?

そんな悩みを解決する消毒液を、花王が10月16日に発売開始する。それが「ビオレガード 薬用泡で出る消毒液」だ。

泡タイプの消毒液
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これは名前の通り「ビオレ」初となる、使いやすさを考えた“泡タイプの消毒液”で、有効成分配合で肌のウイルス・細菌に効果があるものとなっている。

泡で出るためポンプを押し切ってもこぼれにくく、子どもやお年寄りにも使いやすくなっている。また、手に取ると泡から液状になり、手のすみずみまで塗り広げやすく、ベタつかない使用感となっているという。

サイズは420ミリリットル(想定価格・税込み800円前後)・700ミリリットル(同・1100円前後)の2種類で、700ミリリットルの詰め替え用(同・1000円前後)もある。
スーパー、ドラッグストア、オンラインショップなどで購入することが出来るが、一部オンラインショップでは9月13日より先行販売が開始されている。

泡にすることのメリットは?

では、泡にすることでどういったメリットがあるのだろうか?そもそもなぜ、今まで泡の消毒液はなかったのだろうか?

花王株式会社のコンシューマープロダクツ事業統括部門・スキンケア事業部の鈴木恵さんに話を聞いた。

ーーなぜ消毒液を泡にしようと考えたの?

現状の消毒液の使われ方を改めて見つめなおしたところ、多くの方が使用量、使用(手への擦り込み)時間が推奨されている方法ではなく自己流となっていることがわかりました。そこで生活者の“使いやすさ”を考えた製品を開発する中で、「泡で出てくるタイプ」のアイデアが生まれました。

手に取ると液状になる

ーー形状の他に液体の消毒液との違いはある?

商品成分についての詳細はお伝え出来ませんが、ポンプを通して泡になって出てくるよう、処方も新しい処方設計となっております。(既存ガード消毒スプレーの中身を泡消毒のボトルに入れても、泡にはなりません。)


ーー今まで泡タイプの消毒液がなかったのはどうして?

2019年までに弊社では「ビオレu 手指の消毒液」(本体・つけかえ用・携帯用)の3品の商品展開がありました。これまでは消毒液の市場は小さく、多くの方が日常的には使用していませんでした。

2020年1月以降、コロナ禍で消毒液の需要が大きく拡大し、多くの方が日常的に取り入れるようになり、それに伴い使用シーンでの課題も見えてきたことから、使いやすい製品の開発に至りました。(市場にはすでに泡で出るタイプの商品もありますが、ほぼ液体・ジェルで構成されている状況です)


ーー開発で苦労した点は?

泡で出てくる消毒液は指定医薬部外品のため、商品設計において使える原料がかなり限定されます。安定性や他社特許をクリアしつつ、限られた原料の中で、ポンプを通して泡が作れ、且つ使用感の良い処方を作り上げる点に苦労しました。


ーー泡にすることでのメリットを改めて教えて。

1プッシュ押しきっても飛び散らない。泡で出るので手からこぼれにくく、手全体に伸ばしやすい。手の上で泡から液に変わり、べたつきにくい。

15秒以上しっかりと手指全体に擦り合わせる

ーーこだわった部分を教えて。

1プッシュ押し切ったときに飛び散らないこと、力を加えなくても、誰でも押しやすい設計であること、限られた原料の中で、ポンプを通して泡で出ることと、使用感が良いこと、にこだわりました。また、ヘッドの形状はブランドアイコンをイメージしたクロス形状にしており、泡で出るハンドソープとの識別性も向上させています。

こだわりの1つ、クロス形状のポンプヘッド

ーー泡が手に残ったりすることはある?

液状に変わるので、泡が手に残るという事はありません。15秒以上しっかり擦り合わせていただくことで、細かい泡も消失します。


ーー使用の際に注意すべきことはある?

消毒液全般に言えることですが、手指全体にまんべんなく塗り広げ、アルコールが完全に揮発するまで15秒以上しっかり両手をすり合わせる。15秒以内に乾いてしまう場合は、使用量が少ないと考えられますため、必要に応じて追加して頂くことです。

また、ご使用の際はポンプを下までゆっくりと押しきってください。目に見える汚れがあるときや、ハンドクリームなどをつけているときは、ハンドソープで適用箇所を洗い、水分を取り除いてから使用してください。


ーーどういった人にオススメの消毒液となっている?

皆さんに使って頂きやすいです。お子さまやお年寄りにもおすすめです。

泡タイプの消毒液の使い方

コロナ禍で消毒液が普及したことで、より使いやすい泡タイプの製品を開発したとのことだった。第5波は落ち着いてきたもの、手指消毒は今後も続ける必要があるので消毒液の使い方を改めて見直してみるのもいいかもしれない。