日本語にはクレイジーな表現がいっぱい!?
日本語には外国人が驚くような表現がたくさんあります。その不可解な面白さを外国の方にも伝えてみたい!
そんなあなたにお届けする「驚きながら学ぶ!クレイジー日本語講座」
"Mind blowing tips! CRAZY JAPANESE LESSONS."
日本語独特の表現を、楽しみながら覚えていきましょう。
「鎌をかける」を英語で言うにはコレ!

土屋: それとなく言葉巧みに誘導して知りたい事柄を相手に喋らせることを日本語では「○○をかける」と言います。
When you want to elicit information from someone skillfully, we say "to hook a 〇〇 into someone." in Japanese.
「何」をかける?
What do you hook?
ぺるり: 魚に釣り針をかける!
Hook a hook at a fish!
土屋: え、ただの魚釣りじゃんそれ。
That’s just fishing.
ぺるり:で、釣った魚を料理して食べさせてあげて、仲良くなって知りたいことを喋らせる!
I’ll cook the fish and let the person eat it. Then we’ll be friends, and so he’ll tell me everything!
土屋: だいぶ遠回りだなぁ。
That’ll take ages.
「巧みに誘導して知りたいことを相手に喋らせる」ことを表す日本語表現はこちらです!
"To skillfully trick someone into confessing" in Japanese is...!

「鎌をかける」
To hook a sickle into someone
ぺるり: 危なーい! 脅迫じゃんそれ!!
That’s dangerous! That’s a threat!?
土屋: なんてクレイジーなんでしょうか!
How crazy is that?
説得力を高めるにはこの一言!
刃の部分に対象物を引っ掛け自分の方に引き寄せるという鎌の使い方を、相手を誘導して自分の聞きたいことを喋らせるという行為になぞらえた、なんて説があります。
The phrase is said to have come from using a sickle to hook something and pull it towards yourself.
それでは、次回もお楽しみに!
See you at the next Lesson!
(連載「クレイジー日本語講座」第29回 / 毎週土曜更新)