西日本豪雨で被災した岡山・倉敷市真備町の博物館に、昭和の面影が漂う横丁が再現され、11月に一般公開されることになった。
コロナ禍による休館など困難を乗り越えてきた館長の思いとは。
一足早く取材した。

「マビ昭和館」に新たにレトロな横町が再現された

レトロな雰囲気が漂う横丁。

マビ昭和館 丸岡 律夫 館長:
こちらは、駄菓子屋さん。小さいころにあった駄菓子屋をイメージして駄菓子屋を再現した

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昭和30年代をイメージした電気店には当時の冷蔵庫や洗濯機が、理髪店には古い型のバリカンなど珍しい品が飾られている。

この横丁ができたのは、倉敷市真備町にある「マビ昭和館」。
クラシックカーや懐かしのポスターなど、館長の丸岡律夫さんが長年かけて集めた1万点以上が並んでいる。

「感謝の気持ちを皆さんに…」

3年前の夏、西日本豪雨がこの場所を襲い、多くの名品が水没した。

その後、全国各地から支援が集まり、傷ついた車も復活。やっとの思いで再開にこぎつけ、被災した人たちが笑顔で集まる場となっていた。

しかし…被災を乗り越えた昭和館を襲ったのが新型コロナウイルスだ。丸岡さんはこの場所から感染者を出したくないと、2020年の4月からほとんど休館していた。

マビ昭和館 丸岡 律夫 館長:
収束して喜んで見てもらえるまでは開けずに、収束したらゆっくり見てもらおうと

マビ昭和館 丸岡律夫館長:
トリスバーを作ったのは、学生時代によく飲みに行っていて雰囲気が良かった。スタンドバーを作ってみようかなと

お酒を、大事な人と気ままに飲むことができない。
そんな今だからこそ、こうした思い出の場を楽しんでほしいと、丸岡さんは約1年半ぶりにオープンすることを決めた。

マビ昭和館 丸岡律夫館長:
(豪雨とコロナ禍を)乗り越えた結果、この横丁ができた。皆さんの力で再開できる。感謝の気持ちを皆さんにお返ししたい

豪雨とコロナ禍を乗り越え、新たな癒しの場に生まれ変わったマビ昭和館。
11月7日のリニューアルオープンを目指している。

(岡山放送)