「商売繁盛」の豊川稲荷…コロナ時代の新しい参拝スタイル
愛知・豊川市の「豊川稲荷」では、7月22日夜から境内でプロジェクションマッピングが始まった。コロナ禍の中の世相を反映したイベントだ。
日が暮れて、境内で始まったプロジェクションマッピング。映像が投影されているのは、鳥居の横に設置された提灯のスクリーン。
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参道の奥には、色鮮やかに照らし出される本殿が見える。
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商売繁盛のご利益で知られる日本三大稲荷のひとつ、愛知県の「豊川稲荷」で始まった現代アートとのコラボレーション。
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豊川稲荷の林さん:
縁日参りプロジェクト「YORU MO-DE」と言います。夜間参拝のプロジェクトです
その名も「YORU MO-DE」。
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参拝といえば午前中のイメージ。豊川稲荷でもいつもの開門時間は午前5時から午後6時までで、夜の参拝は大みそかとお正月ぐらい。
夏の夜に門を開いて参拝客を受け入れるのは、580年の歴史の中でも初めてのこと。
林さん:
コロナの感染者数が増えてしまって、それからはとても静かなお正月になってしまいましたね
今、まさに世はコロナ禍の中。豊川稲荷では参拝客が激減し、参道沿いの商店街でも商売繁盛のご利益は薄れ、苦しい商いが続いている。
そこで、参拝客を増やそうと思いついたのが「YORU MO-DE」。
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コロナ禍で生まれた新しいスタイルには、こんな演出も…
リポート:
今ではおなじみとなったアルコール消毒にも、仕掛けがあります。やってみますと、豊川市名産のバラのプロジェクションですね。そして今、アルコールが出ました
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さらに、参拝客が手にする提灯にも粋な心配り。足元を照らす明かりが、地元・豊川市名産のバラやキツネの絵柄になっていた。
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地面に映る絵柄を踏まないようにすれば、提灯を持つ人と人との間隔があき、ソーシャルディスタンスを確保できる。
しかも…
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リポート:
こちらの提灯は、境内のライトアップに合わせて色が変わる仕掛けになっています
2人組の女性:
この提灯がいいですね
映えとかにもなるし
女の子A:
夜に行くことで、プロジェクションマッピングが加わって面白かったです
女の子B:
伝統を残しながら、新しいことに挑戦する姿勢がすごく素敵だなって思いました
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感染防止の観点から、一晩の定員は2000人限定。初日は前売りの段階で完売したとのこと。
豊川稲荷の光鮮やかな夜詣では7月31日まで。
(東海テレビ)