「30年で初めて見た」東京湾で目撃されたのは…シャチ!

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「すごい!」と思わず声を上げてしまうほど、大きな水しぶきを上げてジャンプするシャチ。このシャチが目撃されたのは、なんと東京湾でした。

目撃した船長:
仲間内で冗談だろって。遠目だけどすごいデカいのは分かった。30年以上船長やってるけど、シャチは初めて見た。

シャチは平均で体長8メートル以上に及び、群れでは鯨をも餌食にします。食物連鎖の頂点に君臨する“海のギャング”とも呼ばれています。

この時期、北海道周辺では目撃されることがあるといいますが、なぜ東京湾に現れたのでしょうか?

エサを求めて東京湾に?シュモクザメも目撃

めざまし8は神奈川県横須賀市の沖合約3キロのシャチが目撃されたポイントへ向かいました。

そこは漁港のすぐそばで、船の往来や釣り人などが多くいる場所。

人がいる場所のすぐ近くにまで迫っていたシャチ。

捜索して2時間、何かを発見します。

田中良幸情報キャスター:
おお!そこ背びれ!あれ違います?今一瞬いましたよね、まさに目の前を今かなりおおきな背びれが横切っていきました。5分ぐらいこのあたりをうろうろと泳いでいますね。あれなにか分かりますか?

船長:
シャチじゃないな、シュモクザメだな

発見したのは「シュモクザメ」。

結局シャチを見つけることは出来ませんでした。

東京湾にシャチが現れた理由について、海洋生物に詳しい水族館のスタッフに聞きました。

水族館スタッフ:
シャチには天敵がいないので、何かに追われて東京湾に入り込んだということもない。やはり餌と考えるのが一番近いのかなと思います。

エサを求めて東京湾に迷い込み、そのまま居ついてしまったのではないかといいます。かなり貴重な光景だったことは間違いなさそうです。

(「めざまし8」7月2日放送)