フードデリバリー業界は競争の激しさが増す“戦国時代”。そんな中、デリバリー大手「UberEats」の配達員に届いた一通のメールに書かれていたのは「UberWalker」の文字。6月22日から始まった“徒歩ウーバー”のお知らせだった。

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UberEatsは東京23区で、近距離の配達を徒歩で行うサービスを試験導入したのだ。

これまでは自転車や原付バイクを使って料理などを届けていたが、そうした移動手段を持っていない人でも徒歩なら、配達員を務めることができる。

この徒歩ウーバー、配達員はどう見ているのだろうか。聞いてみると…。

配達員:
階段で上ったほうが早く行けるところとかあるので。そういうときは歩いていったほうが楽なのかな。バイクとかだと一方通行で、ぐるっと回らないといけないので

配達員:
繁華街に住んでいる人ですね、渋谷、恵比寿。仕事終わって1時間、ウォーキングがてらやるぐらいの感覚はいいと思います

坂や階段の配達には便利?暑さは天敵か

地名に「谷」が付く渋谷はその名の通り、坂や階段が多く、配達員からは徒歩で配達をやってみたいとの声が聞かれた。

配達員:
グーグルマップや道案内で階段が出てきちゃったりするときもあるので、自転車でこんな行く距離でもないなというところが結構あるので。そういうところは便利なのかなと思いますけど

一方で、長く続けるには向かないのでは?という指摘もあった。

配達員:
これから暑くなってくるので。自転車も大変ですし、徒歩も結構厳しいんじゃないかなと思います

UberEatsは徒歩での配達で、自転車などを停める手間を省き、階段や細い路地も使うことで効率的な配達を行えるとしていて、事業基盤の強化につなげたい考えだ。

(「イット!」6月22日放送より)

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