シェルターの部屋が足りない…コロナ禍で増加するDVを伴う“貧困” 求められるシングルマザーへのさらなる支援【岡山発】
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シェルターの部屋が足りない…コロナ禍で増加するDVを伴う“貧困” 求められるシングルマザーへのさらなる支援【岡山発】

非正規で働くシングルマザーからの保護依頼が増加

DV(ドメスティックバイオレンス)の被害者を保護するシェルターに、DV以外での相談が増えている。

それはコロナ禍の「貧困」。岡山県内外でシェルターを運営する認定NPO法人は、対応に追われている。

DV被害者:
ちょっと勇気を出して電話だけでもしてみたら、きっと人生が変わって、重荷がなくなると思う。

県内外に構えるシェルターは7部屋。新型コロナウイルスの感染拡大で、DVに関する相談は増え続け、被害者を保護する部屋が空くことはほとんどない。

コロナ禍の影響もあり、シェルターで部屋が空くことはほとんどないという
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民間のシェルターを運営する津山市の認定NPO法人「オリーブの家」では、2021年、これまでになかった相談が増えた。

認定NPO法人 オリーブの家 山本康世理事長:
DVだけではなく、それに伴った貧困。

緊急事態宣言により飲食店への時短営業や休業が要請される中、非正規で働くシングルマザーからの保護の依頼が増えているのだ。

認定NPO法人 オリーブの家 山本康世理事長:
一気にひとり親の家庭を襲っている。自分たちに仕事がなくなったり、給料が減ったり、家賃が払えなくなったり、想像もしていなくて、パニックになっていると。

一戸建ての住宅を購入 新たな“居場所づくり”

 「オリーブの家」では、シェルターの部屋を提供するほかに、支援者から寄付された物資や食料を援助している。

認定NPO法人 オリーブの家 山本康世理事長:
物自体は、呼びかけると皆さんが送ってくれるようになった。

これまでのDVに加え、貧困による保護が増え、オリーブの家では入居できる部屋を増やそうと、新たに一戸建ての住宅を購入することに。

費用のほとんどは、国などが進める助成金で賄われることになった。

国の助成金により保護シェルターを新たに購入

認定NPO法人 オリーブの家 山本康世理事長:
困っている女性や子どもを支援しているシェルターや、居場所づくりをしているところに出しましょうというので、それだけ必要なのかと、国や社会も認めているのだと思う。

助けを求める人たちに、さらなる支援を

また、オリーブの家では、経済的に苦しいDV被害者の裁判費用を工面するため、クラウドファンディングで資金を募る新たな取り組みも始めたほか、シェルターに助けを求める人たちに、必要な行政サービスや支援の情報を届けるため、情報収集も進めている。

オリーブの家が行っているクラウドファンディング

認定NPO法人 オリーブの家 山本康世理事長:
民間の団体だけでなく、行政・国にもっと支援から漏れている人がいることを訴えていきたい。

コロナ禍で生まれた新たなニーズ。その声に応えるため、シェルターの模索の日々が続いている。

(岡山放送)

記事 1202 岡山放送

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