毎週新作が登場!各社のこだわりおにぎり

今、コンビニのおにぎりが、大きく進化しているのをご存じだろうか?
大手コンビニ3社の"こだわりおにぎり"の人気とおいしさのヒミツに注目した。

女性:
味のバリエーションはすごく増えたかな

女性:
今まであったやつもおいしく改良されている

街の人も驚く、コンビニおにぎりの進化。
セブンイレブンからは,ピリ辛のわさびが入った「一番だしおむすび わさびめし」が5月に発売され、刺激的な味がSNSでも話題に。

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ファミリーマートは、味噌だれに漬けたチーズが中に入った「漬けチーズおむすび」を5月に発売。
さらにローソンも、夏に向けシソを増量した「手巻きおにぎり 紀州南高梅」と、各社からこだわりの新おにぎりが,ほぼ毎週発売されているのだ。

ファミリーマート デリカ食品部米飯グループ 椎名早苗さん:
コンビニおむすびも常に進化しておりまして、当社でも全商品 毎年リニューアルをして常においしく進化させております。

「炭火焼き」で人気商品をリニューアル

まずはセブンイレブンから。
6月1日に発売する「もち麦もっちり!梅こんぶおむすび」や、人気の「ラーメン屋さんの味!チャーシュー炒飯おむすび」など、現在約30種類のおにぎりが販売されている。

その中で、いま一番進化しているというのが、40年以上の歴史がある「紅しゃけ」
発売以来、常に売り上げ上位の大人気商品だが、実は今年 あるリニューアルを行ったという。
それがこちらの「手巻おにぎり 炭火焼熟成熟 紅しゃけ」だ。

渡邊渚アナウンサー:
定番の鮭のおにぎりのようですが…茶色くなった、焦げ目のついたしゃけが入っています

セブン-イレブン・ジャパン 商品本部デイリー部 米飯・麺類チーフマーチャンダイザー 佐藤達也さん:
紅しゃけについては、今回初めて炭火焼きという製法を取り入れています。香りだけでなく、独自の炭火焼き製法をすることで、ふっくらした食感も味わえるのが特徴になっています

あるリニューアルとは、炭火焼き
遠赤外線でじっくり焼きあげることで、うま味と香ばしさが増すため、2021年から導入したという。

米の「ふんわり感」の秘密は工場に…

続いてはファミリーマート。
真鯛を使用した「ごちむすび 鯛めし」や、ファミリーマート史上最大の切り身が入った「ごちむすび 大きな鮭はらみ」など、贅沢な具材を詰め込んだ「ごちむすびシリーズ」が人気となっている。

ファミリーマート デリカ食品部米飯グループ 椎名早苗さん:
5000万食以上販売しております

その中でも特に人気なのが、宮城県で水揚げされたサバを使った「ごちむすび 炙りとろさば」。3日間かけて熟成させたとろさばの切り身が、しっかりと炙られて入ったおにぎりだ。

渡邊渚アナウンサー:
さばの皮目の部分も入っていて、うま味が凝縮されています

この「ごちむすび」で1番こだわっているというのが、おにぎりのふんわり食感!

ファミリーマート デリカ食品部米飯グループ 椎名早苗さん:

お米の間に空気を含ませることでふんわり食感と、ほどけるような食感を演出しております

おにぎりをよく見てみると、お米とお米の間には空間が!しかもこのおにぎりは、工場で作られているという。

戸田フーズ 青池泰明工場長:
人の手でやさしく包むように、機械でやさしく包んでおります

さっそく工場の中を見てみると、具材が乗ったシート状のご飯が流れている。このシートを丸めるようにして、空気と一緒に具材を包むことでふんわり感が出るのだという。

戸田フーズ 青池泰明工場長:
こちらでおむすびをプレスするんですけども、3回プレスしています

1回目で表面をならし、2回目で三角形を形成。3回目でおにぎりのふちをしっかり形作るという。
さらに、ご飯をプレスする部分がそれぞれ違う深さでへこんでいることで、優しく包み込むように成型できる秘密も隠されていた。

出来立ての完成品を見てみると、おにぎりの表面はふっくらと、ふち側はしっかりと形作られているのがわかる。

ファミリーマート デリカ食品部米飯グループ 椎名早苗さん:
家庭でお母さんが、ふんわりおむすびを握ってくれたような食感を出すようにしています

ブランド米の「使い分け」で勝負

続いてはローソン。
ローソンでは6月1日、外食コラボシリーズの「麺屋武蔵監修 真剣(マジ)おにぎり」を発売。

渡邊渚アナウンサー:
ピリ辛の豚そぼろがたっぷり入っています。口の中がピリピリと燃えるような辛さです

そんなローソンで特に人気のシリーズが「金しゃりおにぎり」シリーズだ。

ローソン広報部 持丸憲さん:
前年対比 約1割増で好調に推移しています

脂乗りのいいアトランティックサーモンの切り身を使用した「金しゃりおにぎり 焼さけハラミ」や、最高級醤油「本膳」の漬けダレを使って作られた大粒のいくらがぎっしりの「金しゃりおにぎり いくら醤油漬」などが並ぶ、高級おにぎりの「金しゃりおにぎりシリーズ」。

この金しゃりシリーズのこだわりは具だけではなくご飯にもあり、なんと4種類のブランド米を地域によって使い分けておにぎりを作っているのだという。

ローソン広報部 持丸憲さん:
地域ごとに異なるブランド米をブレンドしております。地域によっては、やはりお米の粘りだったりとか粒立ち、甘みの好みが別れたりするので、このお米だったら馴染みがあるだろうというのを選定しています

(「めざましテレビ」6月1日放送分より)