「天に続く道」の先にある夕日の景色

天まで続くような1本の長い道の先にある綺麗な夕日。そんな絶景写真が話題になっている。

自分史上最大に夕日を待った夕方。

夕日の写真と共にこのように投稿したのは、全国の絶景や風景を独自の視点で撮る写真家のHisa(@Hisa0808)さん。
撮影場所は、北海道斜里町にある「天に続く道」。2020年9月29日に撮影したものだという。

「天に続く道」は、全長約28.1キロの直線道路で、まっすぐな道が天まで続いているように見えることから名付けられた。

Hisaさんが撮影した写真は、夕日が照らすこの1本の長い直線道路「天に続く道」を行けば、夕日にたどり着けるのではないだろうかと錯覚してしまうような幻想的な写真だ。

「天に続く道」の夕日
この記事の画像(5枚)

この投稿には、「感動です。3年前に初めて行ったんですが、行くなら夕方ですね」や「この瞬間をわかっていたからこそ、ずっと待っていた心情に拍手。素敵なシーンをありがとう!!」などのコメントが寄せられ18万近くのいいねが付いている。(5月26日現在)

Hisaさんは「自分史上最大に夕日を待った」と投稿しているが、どれくらいの時間をかけてこの夕日を撮影したのだろうか。また、他の絶景写真についてもHisaさんに解説して頂いた。

待つこと約6時間…感動の瞬間が

ーーどれくらいの時間を待って、どのように撮影した?また、今回の夕日の撮影に必要な条件などはあった?

この時は「天に続く道」の先に夕日が沈む写真を撮るのが一番のメインとして北海道に訪れていたので、その日のお昼前11:00時頃に現地に到着して場所を確保し、約6時間ぐらい待機しました。この9月29日の前後あわせて3日間が確か道の先に太陽が沈む瞬間を撮れる日だったので一応保険として前後も予定は空けていましたが、1番空が焼けそうなこの日に撮りに行くことにし、撮りました。

ーー通常これくらいの時間を待って撮影することは珍しいこと?

珍しくないです。撮影する場所にもよりますが、今回のこの写真の様に一年に数回しか撮れるチャンスが無いような撮影になるとよくある事です。
 

ーー実際に夕日の景色を見てどのように思った?

北海道の規格外なスケールの絶景を目の前にして感動しました。実際、風景写真になると色々下調べや準備をして目星をつけはするものの、その日行ってみないと撮れるかわからなくて、しかも遠方となると半分ぐらい運任せみたいなところがあるので、「感動と同時に最高の瞬間を準備してくれて北海道ありがとう。」とも思いました。
 

ーー今回の夕日を撮影するにあたり、何か特別な機材を使っている?一般の人がスマホなどで撮影するのは難しい?

使用した機材は、カメラ、焦点距離200mm程のレンズ、三脚、レリーズ、カメラマンからすれば特に特別な機材は使っていないですが、スマホ撮影となると撮れない事はないのですが圧縮具合や画質の面で厳しいかと思います。

絶景写真は他にも

ーー投稿で気になった次の3枚の写真の解説をお願いします。

これは2020年末の大寒波の時に白川郷で撮った写真です。白川郷には何度も訪れているのですが、合掌造りの屋根に雪がもりもりに積もっている姿が撮りたくて毎シーズン通いやっと念願叶い撮れた一枚です。美しい風景でしたが、こんなに積もって大丈夫?と心配になるレベルの積雪でした。

白川郷

これは奈良県にあるナメゴ谷を撮った写真です。針葉樹の中、尾根筋だけに広葉樹があり春の桜と秋の紅葉の時期になるとこの様に尾根筋に色鮮やなラインができるとゆう珍しいスポットです。これを撮影した日は曇り予報だったのですが、少しの間だけ朝日が雲の間から顔を出し尾根を照らしてくれたのでそのタイミングに撮ることができたラッキーな一枚です。

ナメゴ谷

こちらは、コロナ流行拡大前の2018年の夏、京都の八坂の塔を撮った写真です。ここは年中日本からだけでなく世界中から大勢の観光客が訪れる人気スポットで僕も今まで数え切れないくらい撮影をしに来ている場所なのですが、この日撮ったこの場所での無人に加え、美しい夕焼けのこの写真を超える写真をこれから先も撮れる気がしません。というくらいにお気に入りの一枚です。

八坂の塔

約6時間待って撮影したという「天に続く道」の夕日の写真。年に数回しか撮影できるチャンスがない場合は、6時間くらい待つこともよくあることだという。

今回の写真のような「天に続く道」の先に沈む夕日が見られるのは、春分の日と秋分の日辺りの年に2度ある。観光協会は周辺の畑には入らないよう注意喚起していて、ルールを守った上でこのタイミングに訪れてみるのはいかがだろうか。